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加藤選手(旭化成)ら505人がエントリー

本紙掲載日:2024-01-31
1面
延岡西日本マラソンの概要を発表した(右から)末次旭化成延岡支社長、寺村テレビ宮崎社長、澤野幸司市教育長

第62回延岡西日本マラソン−4年ぶりの通常開催

◆2月11日、午前8時35分号砲

 九州3大マラソンの一つに数えられる「第62回延岡西日本マラソン」(九州陸上競技協会、延岡市など主催)は2月11日午前8時35分から、延岡市役所を発着点に日向市原町を折り返す42・195キロの日本・国際陸連公認コースで行われる。旭化成の加藤大誠選手ら招待20選手を含む男女計505人がエントリー。4年ぶりに感染対策の規制がない、いつもの大会が戻ってくる。

 大会は市制施行30周年を記念して1963年に始まった。旭化成の宗茂・猛兄弟をはじめ五輪など世界で活躍する選手を輩出。「新人の登竜門」として知られる。

 これまで午後開催だったが、比較的風が穏やかとされる午前開催に、前回から変更。地元延岡市出身の佐藤航希(早稲田大3年)が初マラソン初優勝を飾り、5選手が大会の歴代10傑に入る好記録が生まれた。

 今回もジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ・男子グレード3に指定され、2025年の東京世界陸上や、その先の28年ロサンゼルス五輪へつながる走りが期待される。

 招待選手の20人は、初マラソンとなる加藤選手のほか、前回4位の相馬崇史選手(大塚製薬)、9位の渡邊太陽選手(戸上電機製作所)など実業団の若手、中堅選手がずらり。村山謙太選手(旭化成)らペースメーカーは2人で、前回の佐藤選手の活躍を受け、大学生枠を新設し、3人の学生が招待される。

 31日午前、延岡市役所で記者発表があり、特別協賛社の旭化成から末次稔延岡支社長らが概要を説明した。

 末次支社長は「ロス五輪に向けて、新しいスターが今大会をきっかけに飛び出てくれたら」。名誉会長の寺村明之テレビ宮崎社長は「より魅力のある大会として盛り上げていきたい」と語った。

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