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ロハス宮崎たすけあいが支援物資

本紙掲載日:2024-02-07
1面
支援者らによってトラックに詰め込まれる支援物資

能登半島地震の被災者へ発送−延岡

 能登半島地震の被災者を応援しようと、延岡市のボランティア団体・ロハス宮崎たすけあい(押川敬視代表)が市民らに呼び掛けて集めた支援物資が6日、石川県穴水町に向けて出発した。8日に到着予定で、押川代表(38)は「少しでも頑張ろうと思える光になれば」と望んでいる。

 団体は、一昨年9月に県北の広範囲に被害をもたらした台風14号の後、被災地支援を続けていく中で発足した。

 被災後、特に被害の大きかった延岡市北方町などでは、2019年に同市を襲った竜巻の際にも駆け付け、長期間にわたって復旧作業を手伝ったボランティア団体「ロハス南阿蘇たすけあい」(井出順二代表)が滞在しながら手厚く支援。

 その姿をそばで見ていた押川代表らが、「いつまでも頼っていられない。自分たちの地域は自分たちで守らなければいけない」と立ち上げた。

 今回の能登半島地震では、発災直後から石川県に入り、支援を続けてきた井出代表(50)に「何かできないか」と相談。炊き出し支援などを行いながら、ニーズを聞き取っていた井出代表から、被災地で必要とされている無洗米やタオル、下着など13品目のリストをもらい、先月下旬から募集を始めた。

 団体が設けた物資の受付場所には、市内をはじめ、五ケ瀬町や宮崎市などからも次々と寄せられ、段ボールに入った分だけでも110箱分。そのほか、袋入りのペットフードやオムツなども大量に集まった。

 6日には、熊本県内に一度戻った井出代表らが駆け付け、熊本県内で引っ越し業者を営む支援者が運転する4トントラックに物資を詰め込んだ。

 井出代表は、再び石川県内で後方支援を行う予定で、物資は、炊き出しとともに行う無料物資配布会で配る予定という。

 「皆さんの善意で頂け、ありがたい」と井出代表。押川代表は「台風14号の際にお世話になった皆さんへの恩返しの気持ちで活動しました。復旧、復興に役立てられればうれしい」と話した。

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