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地元の古戸野神楽を練習−披露に向け、保存会から教わる

本紙掲載日:2024-07-16
6面

五ケ瀬・上組小

 五ケ瀬町立上組小学校(大島昭二校長、12人)の「伝統芸能学習」が11日、同校体育館であり、3〜6年生9人が地元に伝わる古戸野神楽を練習した。同保存会(興梠利光頭取、約15人)に教わりながら修練を積み、来年1月11日の古戸野神社夜神楽祭や2月2日の学習発表会で披露する。

 古戸野神楽は、室町時代発祥の地神楽に南朝忠臣・芝原又三郎が高千穂神楽の要素を合わせ、熊野三社大権現(現・古戸野神社)に奉納したことが起源とされる。氏子に火難が多発した1917年以降、古戸野神社の祭神カグツチノミコト(火鎮の神)を崇敬し、旧暦の11月19日に三十三番の舞を奉納している。

 伝統芸能学習は、伝承を通じて地域を見詰め直し、そこに携わる人々から学んだ経験を生きる力につなげることが狙い。約30年前に同校の提案で始まり、現在は総合学習の一環として年間計画を立てて取り組んでいる。

 2回目の練習となったこの日は興梠頭取ら保存会員5人が訪れ、舞い手と奏者それぞれに指導した。舞い手を務める4〜6年生4人は両手に御幣を持ち、火伏の舞「沖逢(おきへ)」の構成や足運びを確認。奏者を担当する3〜5年生5人は太鼓と鉦(かね)を分担し、基本となるリズムを体に染み込ませた。

 詳細は、本紙へ。

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