２０年の県内組合数−１３年連続減

２０１９年の１１減、４７８組合

◆加入者４万７６３０人・推定組織率１１・２％

　２０２０年の県内労働組合数は前年より１１少ない４７８組合で、加入者は４万７６３０人と１３年連続で減少したことが県の調べで分かった。推定組織率も前年比０・１ポイントダウンの１１・２％に落ち込んだ。

　雇用労働政策課によると、１９年の労働組合数は、１９年連続のマイナスから、１増の４８８組合となったが、今年は再び減少。加入者も４万８２３０人から６００人減った。

　推定雇用者数に占める組合員数の割合を示す推定組織率は、ここ１０年で最も高い１１年の１３・４％と比べ２・２ポイント下降。全国平均の１７・１％との差も前年より広がって５・９ポイント低かった。

　産業別組合数は金融・保険業が７６と最も多く、次いで製造業が７５。以下、公務６２、運輸・郵便業５３、卸売・小売業４６、医療・福祉２９などの順。

　加入者のトップは製造業で１万１１３２人。公務８６１６人、建設業４８２４人、金融・保険業４１５２人、複合サービス業３７７５人と続いた。
減少数は複合サービス業が１９９人と最多で、公務が１８８人、医療・福祉も１０４人と多かった。

　管内別は、宮崎（宮崎、西都市、東諸県、児湯郡）が２５１組合の２万６０１１人と最多。延岡（延岡、日向市、東臼杵、西臼杵郡）は前年比２減の１２６組合、加入者は８３人減の１万１５２７人だった。

　主要団体別の加盟状況は、連合宮崎が２８９組合に上り、加入者は３万５４６３人で全体の７割超を占めた。県労連は２７組合の２２７５人、無加盟は１６２組合の９８９２人だった。