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日向市制施行70周年(2)

本紙掲載日:2021-04-01
9面

式典、祝賀会−11月20日予定

◆ふるさとの“古希”記念事業で祝う

 日向市は4月1日、市制施行70年を迎えた。1951(昭和26)年、富島町と岩脇村が合併し、県内で6番目の市として誕生。55(同)年には美々津町と合併し、古くから東九州の海上交通の要衝として栄えてきた細島港を擁する港湾工業都市として発展してきた。2006(平成18)年には東郷町と合併、今年で15年目の節目も迎えた。

◇オール日向−コロナ禍を乗り越えつなぐ未来への希望

 「海・山・人がつながり笑顔で暮らせる元気なまち〜リラックスタウン日向〜」を将来像に、若者と女性に選ばれる元気で活力のあるまちを目指す日向市。11月には市制施行70周年記念式典を予定するなど、さまざまな記念事業も計画しており、市の“古希”を祝う。

 節目を迎えたことに対し、十屋幸平市長は「このコロナ禍という難局を、市民の皆さんとともに『オール日向』の体制で乗り越え、笑顔を取り戻し、未来に希望をつなげる年にしたい」と話している。

 市制施行70周年記念式典は11月20日に日向市文化交流センターで開き、地域活性化への功績を顕彰する日向市「青の国大賞」の表彰などを行うほか、別会場で祝賀会も開催予定。

 記念事業としては、記念式典とは別の日にタイムカプセル開封事業を計画。08年3月、日向市駅前交流広場の完成を記念してロータリー花壇に埋設した、市民から応募のあった手紙「未来の大切な人への手紙」(964通)の入ったタイムカプセルの開封セレモニーを行い、各自に手紙を郵送する。

 また、日向市駅の前身である富高駅が開業100周年を迎えることから、社会実験の一環として駅の待合スペースにリースしたピアノを設置し、市民に自由に演奏してもらうほか、駅舎内に昔ながらの「駅の伝言板」を設置。黒板とチョークを置いて、駅の利用者などに自由にメッセージを書き込んでもらう。このほか、JR九州と連携・協力したイベントなども計画しているという。

 70周年記念PR事業として、来年2月20日にはNHK公開ラジオ番組「民謡をたずねて」も市文化交流センターで予定しているほか、高校生が自作の短歌で感性や自己表現力を競う「牧水・短歌甲子園」の優秀作品などを集めた「短歌集」の制作にも取り組むことにしている。

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