移転し新社屋で操業開始

トラック運送業トミシマ日向市と立地調印

　トラック運送業のトミシマ（和田憲明社長）は、日向市日知屋の細島４区工業団地内に新社屋を移転新築し、３月２４日に日向市役所で立地調印式が行われた。昨年１２月に着工、３月までに完成し、同２３日から操業を開始した。現従業員はトラックドライバーを主に２８人で、今年度は４人、２０２５年度まで各２人の新規雇用を見込んでいる。

　企業立地調印式は同市役所２階市長応接室で行われ、同社から和田社長（６７）が出席。同市議会の黒木高広議長が立会人を務める中、十屋幸平市長と和田社長が内容確認後に協定書に押印した。

　日知屋にあった旧社屋は賃貸な上、車庫も遠く、作業効率も悪かったことから事業拡大を目的に移転新設を決めた。

　新社屋の敷地面積は約６０００平方メートル、延べ床面積は約６０９平方メートル。敷地内に車庫や屋根付きの作業場も設けた。設備投資額は約１億９８２０万円。売上高は今年度は３億８０００万円、２２年度は４億円を目指す。

　和田社長は「営業の拡大によって細島港の物流に貢献したい。移転新築して効率化を図ることで労働時間を減らし、働きやすい職場にして、地元から良い人材を迎え入れたい」と意欲的に話した。

　十屋市長は「企業立地をする上で、物流が非常に大事なことを改めて認識しているところ。新社屋で効率化を図っていただくことはありがたく、細島港が物流の拠点として発展するとともに、地域産業や経済の振興につながるものと考えている」と期待を示した。