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クマガイソウ、6千本が満開

本紙掲載日:2021-04-28
7面
独特な形をした花を咲かせる希少植物のクマガイソウ(26日)

高千穂町押方の自生地

 県版レッドデータブックで絶滅危惧毅体爐吠類されている希少植物のクマガイソウが、県の天然記念物に指定されている高千穂町押方の自生地で満開になった。

 クマガイソウはラン科の多年草。背丈は30〜40センチほどで扇形の葉に薄紫の脈があり、同じく薄紫で7、8センチの袋状の花を咲かせる。

 名前は、平安時代末期−鎌倉時代初期の武将熊谷直実(くまがい・なおざね)が背負っていた武具「母衣(ほろ)」に似ていることに由来。その独特な形から花の愛好家に人気がある。

 標高600〜700メートルにある同町押方の自生地では、山の北側斜面に約6千本が群生。自生地を管理する「高千穂森の会」の興梠幸男会長らが下草刈り、スギの間伐や枝打ちを行い、適度な日照量を確保するなどして生育環境を守っている。

 興梠会長(80)=同町押方=によると、今年は2月ごろから暖かくなった影響で例年より1週間から10日ほど早い今月中旬に開花。色づきは良いという。

◇特別公開はなし

 しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、特別公開は昨年に続き今年も行っていない。1月ごろからきている県内外からの見学の申し込みも断っているという。

 興梠会長は「問い合わせしたり楽しみにしたりしている人たちには申し訳ない。来年は公開できたら」と話している。

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