山下新天街で遊んだよ

初開催、お他力さん縁日−延岡

　延岡市の山下新天街商店街振興組合（西村通洋理事長）は４月３０日夕、同商店街アーケード内や今山八幡宮の鳥居前広場で「お他力さん縁日」を開いた。今回が初開催。紙飛行機選手権、パン食い競争、ガラポン抽選会などが行われ、アーケード下に露店が並んだ。午後５時から始まり、多くの家族連れでにぎわった。

◆毎月末に開催へ

　縁日は、今年３月にアーケード内に建立したお他力さん（他力本願地蔵尊）を新たなにぎわいのシンボルとして、同新天街の活性化などを目的に開催。会場ではマスク着用、手指消毒に協力を呼び掛けるなど、新型コロナウイルスの感染防止策を講じて行った。

　店は、焼きとうもろこし、かき氷、焼きいかなどの屋台、「お他力さんカフェ」、ハンドメードアクセサリーや雑貨などを販売する「延ママ・ｍａｒｃｈｅ（マルシェ）」が出店。ラジコン飛ばしコーナー、ロギーの整体体験、スーパーボールすくい、買い物客を対象にしたガラポン抽選会などがあった。

　飛距離を競う紙飛行機選手権には、３０人が参加。制限時間内に画用紙で紙飛行機を折り、参道石段の上から鳥居前広場に向かって飛ばした。予選を勝ち抜き、優勝した同市粟野名町の小野浬（かいり）ちゃん（４）は「お母さんと遠くまで飛ぶように紙飛行機を折った。楽しかった」と喜んだ。パン食い競争もあり、ぶら下がるパンを口で取ろうと悪戦苦闘する出場者の姿に会場は盛り上がった。

　西村会長は「長さ３３０メートルのアーケード街全体をお客さんが歩き回る縁日を目指したい。お店と協力しながら、来場者に楽しんでもらえる企画を考えていきます」と話した。縁日は、今後も毎月末に開催する予定という。