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エンクロス−まち・ひと・おもいつなげて3周年

本紙掲載日:2021-05-14
7面

 延岡市駅前複合施設エンクロス(後藤真館長)=幸町=は1日、「開館3周年記念エンクロス感謝祭」を開いた。午前中から夜遅くまで、それぞれの年齢層に合ったイベントが開催され、多くの人でにぎわった。「つながる〜まち・ひと・おもいが、つながる〜」がテーマ。幼児から大人向けまで全部で六つのイベントが用意され、参加者同士が、人とまちが、そしてオンラインで、「つながる」一日となった。

 2018年にオープンした同館は、4月13日に3周年を迎えた。開館時から、まちの中心ににぎわいをつくろうと「新しく自由のあるまち」をコンセプトに掲げ、これまで数多くの市民活動が同館で行われてきた。また、市民が思い思いに、自由な時間を過ごすことのできる場としても定着してきている。

 施設名の「エンクロス」に込められた、「人と人との縁が交差する場所」としての役割も担っている。市民活動を通して参加者同士が知り合う、特産品販売を通して消費者と生産者がつながる、といった仕掛けにも力を入れる。

 昨年は「コロナ禍だからこそ、コミュニティーづくりが必要」と、オンラインでの市民活動をいち早く導入。ステイホームが呼び掛けられ、外出ができず気分が落ち込む人が増えていた中、「家にいながら市民活動ができる」と喜ばれた。

 今回の感謝祭は、コロナ禍で人とのコミュニケーションが減る中、「緩やかに人とつながる、そういう場になれば」と企画された。


◆にぎわい創出、ヒムカイザー延岡降臨−えきまち一帯を会場に企画

 「えきまちエリア全体ににぎわいを」と企画されたのは、人気のご当地ヒーロー・ヒムカイザーを招いての「天尊降臨ヒムカイザー、延岡降臨」。

 悪者に支配された町を救うため、みんなで町に出て戦う。そして、今山大師(山下町)でヒムカイザーと合流し、一緒に敵を倒す−という設定で、エンクロスから山下町までの一帯を会場に行われた。

 参加者はエンクロスで、お面やベルトなど「ヒムカイザーなりきりアイテム」を作って〃変身〃。山下新天街の「こども食堂のべおか今山」でカレーライスを頬張り、エネルギーをチャージした。同食堂の存在を、子どもたちに紹介する目的もあった。

 その後、同商店街の「のびっこ広場」では玉入れゲームに挑戦。今山大師では、ヒムカイザーからキック、パンチなどの技を教わった後、一緒に敵を倒して、かっこよくポーズを決めた。子どもたちは、敵を倒そうと真剣そのもの。途中で泣き出してしまった幼児もいて、子どもの見せる豊かな表情が、見守る人をほほ笑ませた。

 ゴール地点のエンクロスでは再びヒムカイザーと対面。プレゼントをもらい、笑顔で記念写真に収まっていた。

 ヒムカイザーの大ファンだという中学1年の男子生徒は「アクションができて楽しかった」と笑顔。エンクロスへは初来館で「本がたくさんあってリラックスできそう」と話した。

 イベント終了後には、ヒムカイザーが館内を巡り、来場者やスタッフを喜ばせた。


◆自分磨き〃さかっち〃がトークイベント−「胸を張ろう。動くのが好きって思い込もう」

 延岡市出身の女性タレントで美bodyトレーナーの酒井瞳さん(32)=東京都在住=と、兄で理学療法士の酒井隼さん(34)=宮崎市在住=は、きょうだいで「さかっちに聞く!なりたい自分になるためのメソッド」と題したトークイベントを行った。自分の体を見詰め直し、姿勢を整えることの大事さを伝えた。

 隼さんは延岡工業高校出身。理学療法士として病院勤務を経て、2018年に独立。現在は日南市に本社を置く「TerraceJ」代表として日南店、門川店、福岡店の3店舗で整体やフィットネスジムなどを経営。「美ボディ」をテーマに、健康づくりやダイエットの支援をしている。

 瞳さんは延岡商業高校在学中にタレント活動を開始。2008年3月に卒業後上京し、同年4月から15年10月まで「アイドリング」のメンバーとして活躍した。現在、松竹芸能に所属している。

 環境の変化や知識不足で、体重が一時約10キロ増えたという瞳さんは、「今は自分の体を見詰め直して、一番自分と向き合っている。健康でいられることのありがたさを感じているし、体を動かすことによって気持ちも前向きになった」と経験を語った。

 さらに「トレーニングをし始めて、姿勢をすごく褒められるようになった」と、効果を説明。以前は、大きな肩幅にコンプレックスを感じ、小さく見せようと猫背で巻き肩気味だったというが、「姿勢が良くなると自信も付いてきた。胸を張って歩くようになり、性格も変わってきた」「胸を張る動きは日常的にやってみて」と呼び掛けた。

 瞳さんのトレーニングを始める前と後の両方を知る隼さんは、「その日生きていればいいかなという感じだった妹が、今では自分から連絡してくるし、運動の勉強もしている。人って変わるんだと、妹で知った」とユーモアたっぷりに話し、笑いを誘った。

 なりたい体になる方法や運動を続ける方法について、隼さんは「自分の体を見直すこと、自分の体に感謝することで、非常に自分にとってプラスになる。少しの工夫で体は変わります」。瞳さんは、自身の経験から「なかなか続かなかったトレーニングが、今は3年続いており、楽しんでやれている。動くのが好きって思い込むのも大事」と強調した。

 姿勢を整えるためのトレーニングや、瞳さんが開設したばかりのYouTubeチャンネル「アニソンフィットネス/さかっちフィットネス」の動きに合わせて、体を動かす場面もあった。参加者は、2人の掛け合いを楽しみながら、笑顔で体を動かしていた。

 ウェブ会議システム「Zoom」や瞳さんのインスタグラムアカウントから生中継する「インスタライブ」を通じたオンラインでの参加もあった。


◆魅力発信、キャンプ気分で交流会−延岡はアウトドアスポーツの宝庫

 コロナ禍で遠出ができない中、「身近に素晴らしいアウトドアスポーツがあるということ、またガイドしてくれる人がいるということを延岡の人に知ってほしい」と企画された「今年はノベ旅アウトドアスポーツ交流会」。アウトドアチェアなどを並べた会場で、キャンプ気分を味わいながら、交流を楽しんだ。

 アウトドア体験のガイドを行う「三波商店」(大貫町)代表の南昭年さん(46)と、プロサーファーでサーフショップ「CONNECTION」(方財町)オーナーの遠田真央さん(46)がスペシャリストとして参加。また、同館でアロマヨガなどの市民活動を行う右田佐知子さん(41)がナビゲーターを務めた。

 南さんは福岡県出身。現在、冬の3カ月ほどは北海道のスキー場で働き、それ以外のシーズンは延岡で、アウトドア体験のガイドを行う。

 方財町出身の遠田さんは地元でサーフィンを始めた。20歳の時に千葉県に移住後、23歳でプロサーファーの公認を得た。35歳で帰延し、サーフショップをオープン。プロ活動を続けながら、延岡サーフィン連盟の理事長などを務め、ジュニアサーフィン教室などを開いている。

 初めに、延岡の自然について南さんは「川遊びのガイドをしているが、水がきれい」、遠田さんは「長浜海岸の環境が素晴らしく、優れている。延岡でサーフィンができることを知らない人も多い。ぜひ一度、体験してほしい」と、それぞれの立場から魅力を語った。

 また、遠田さんが撮影したサーフィン中の写真や動画、南さんが撮影した、渓流を体一つで歩いたり泳いだりしながら下る「キャニオニング」や、大型のゴムボートに複数人で乗り、パドルで操りながら急流を下る「ラフティング」の動画を見せた。延岡の自然のダイナミックさが伝わる映像で、参加者を魅了した。

 参加者からの質問に答えるコーナーもあった。南さんには、それぞれのアウトドアスポーツに適した時期や人数、魅力についての質問、延岡では珍しいプロサーファーである遠田さんには、サーフィンを始めた頃の話やシーズン以外のトレーニング法についての質問が多く寄せられた。

 3周年祭担当者の一人で同館スタッフの加行桃子さん(29)=東京出身=は、同館に着任後、南さんの下で数回、アウトドアスポーツを体験したという。「カヌーは水族館の上を進んでいるみたいだったし、キャニオニングは、岩の上で休憩すると岩盤浴のようで、自然の魅力をたくさん感じた」「ガイドがいることで安全に楽しめる。レジャーの選択肢の一つにしてもらえれば」と話した。





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