新型コロナ、県内３０人

日向市と門川町各１人−１４日

　県と宮崎市は１４日、県内で新たに３０人（県２７２９〜２７５８例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮崎市が２２人で県北は日向市と門川町の１人ずつ。累計感染者は２７５８人になった。

　そのほかの市町村は都城市２人、小林市、西都市、高鍋町、新富町各１人。

　県感染症対策室によると、日向市の２０代女性は、１２日発表の同市４０代男性の同僚。門川町の５０代男性は、医療機関を受診し感染が分かった。

　西都市５０代女性は同市の接待を伴う飲食店でのクラスター関連で利用客だった。新富町の７０代女性は感染した利用客の知人で、同店関連の感染者は１１人になった。

　県発表の８人の感染者のうち、２人は医療機関を受診し感染が分かり、行動歴などを調査中。６人はこれまでの感染者の知人や同僚などで、検査し判明した。

　宮崎市の新規感染者は２２人。うち１４人は感染者と接触歴があり、１人は鹿児島県からの来訪者と接触歴があった。７人は感染経路が分からず、調査を進めている。


◆入院７６人、重症は２減の３人に−１３日時点

　１３日時点の県内の入院は７６人で重症者は２人減の３人に。県北では日向入郷圏域（１８病床）で７人、延岡西臼杵圏域（４８病床）で１８人が入院。宿泊・施設等療養は３２７人で、延岡市の宿泊施設で２４人が療養し、自宅療養は２２１人。施設療養が２６人減って５人になった。入院・療養調整中は５８人となっている。


◆１３日の変異株疑いは７人

　県は１４日、１３日の変異株疑い検査は７人に実施し、７人ともに陽性だったと発表した。変異株疑い感染者は累計３０３人になった。


◆県企業局の職員が感染

　県企業局は１４日、宮崎市在住の５０代男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　同局総務課によると、男性職員は同市の企業局庁舎に勤務。１３日まで出勤し、同日夜に発熱し、１４日に医療機関を受診し、陽性が判明したという。

　庁舎内は消毒作業を実施し、発電所や細島工業団地での業務は平常通り行っている。


◆１５日、３０人未満−宮崎市でクラスター

　県は１５日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が３０人未満の見込みと発表した。宮崎市は、同市２７例目のクラスター（感染者集団）が確認されたと発表。いずれも詳細は午後に発表する。