新型コロナ、県内２０人−１９日

日向市２人、宮崎市１２人

　県と宮崎市は１９日、県内で新たに２０人（県２８６２〜２８８１例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は日向市の２人。ほかに宮崎市１２人、都城市４人、西都市、高鍋町が各１人。県内の累計感染者は２８８１人になった。

　県感染症対策室によると、日向市の５０代男性と２０代女性は、１８日発表の同市５０代女性の家族だった。

　高鍋町４０代女性は１４日発表同町１０歳未満男性の家族という。

　都城市の４０代女性と１０歳未満女性は家族。都城市の２０代男性２人、西都市６０代女性は医療機関を受診し陽性が判明した。行動歴などを調べている。

　宮崎市によると、クラスターが発生した「教育・保育施設等」の女性未就学児３人と、３０代女性職員１人の感染を確認。この施設の感染者は１６人になった。

　同市発表の新規感染者１２人のうち４人がクラスター関連。５人はこれまでの感染者の家族、親族、友人で、１人は福岡県からの来訪者、１人は熊本県への訪問歴があった。１人は行動歴などを調査中で、感染経路は分かっていない。

　１８日は変異株疑いの検査は実施されなかった。


◆入院８３人、重症５人−１８日時点

　１８日時点の県内の入院は８３人で重症者は５人。県北では日向入郷圏域（１８病床）で３人、延岡西臼杵圏域（４８病床）で１３人が入院。宿泊・施設等療養中は２３３人で、延岡市の宿泊施設（６０室）で１２人が療養し、自宅療養は１４１人、施設療養が３人。入院・療養調整中は３８人となっている。


◆２０日、４０人未満

　県は２０日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が４０人未満の見込みと発表した。確定値は２０日午後４時に発表する。３０人を超える発表は今月１４日以来となる。


◆延岡・西臼杵の県立学校教職員が感染

　県は１９日、延岡・西臼杵圏域の県立学校に勤務する２０代女性教職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　県教職員課によると、女性教職員は日向市在住。１８日に母親が検査で陽性となり、濃厚接触者として検査。１９日に陽性が判明した。１４日と１７日は出勤しており、１７日午後は帰宅し、１８日は出勤していないという。

　学校の対応は、保健所の指示で判断するという。


◆林業技術センター勤務の職員が感染

　県は１９日、林業技術センター（美郷町西郷田代）に勤務する知事部局職員の５０代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　県林業技術センターによると、男性は日向市在住。１７日午前に、接触があった人が抗原検査で陽性と分かり、午後から自宅待機。１８日にＰＣＲ検査を行い、１９日に陽性が判明した。

　同センター内の執務室は１７日午後と、１９日午後に消毒作業を実施。通常通りの業務を継続するという。


◆宮崎市内の中学校の職員が感染

　宮崎市は１９日、市立中学校に勤務する３０代女性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　同市によると、１８日に検査を実施し陽性を確認。感染の経緯などは調査中。学校は１９日を臨時休校として、濃厚接触者となった生徒、職員は自宅待機としているという。


◆都城市の児童１人が感染

　都城市は２０日、市立小学校の児童１人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。学校の消毒を実施し、１９、２０日は臨時休校としている。