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私の一冊(1)はーと介護会長・桑原英一さん

本紙掲載日:2021-05-20
7面
中央が「月刊誌致知」。左が「日経ビジネス」右が「PRESIDENT(プレジデント)」

「月刊誌致知」(致知出版社刊)

◆商売の基本は人間学だと学んだ

−本との出会いを教えてください。

今から15〜16年前、恩師が具合が悪いとのことで見舞いに行きました。そこから密に連絡を取るようになったのですが、恩師が本の言葉や文章を抜粋して、紙に筆で書き写したものを約10年、毎月送ってくれていました。
例えば、安岡正篤さんの「一隅を照らす」。一つの灯火を掲げて一隅を照らす。そうした誠心誠意の歩みを続けると、いつか必ず共鳴する人が現れる。一灯は二灯、三灯となり、いつしか万灯となって国を照らすようになる。だからまず自分から始めなければいけない。「トップに立つ人は、一隅を照らす。そういう気持ちで事業に励まなくてはならない」というふうに。当時は本質が分かりませんでしたが、とにかく書店で本を探しました。でも見当たりませんでした。
そして今から5年ほど前、宮崎政経懇話会へのお誘いがあり、入会したら、「致知(ちち)」が送られてきて「これだったんだ!」と感激。以来、欠かさず読んでいます。

−どういった本なのですか。

中国の論語、日本の儒学、有名な人たちの対談など。人間が人間としてあるべき姿、原理原則。それを教えてくれる本です。ごみが落ちていたら拾う、履き物は必ず並べる。普通のことですが、忘れがちです。しかし、この基本が事業につながる一番大切なことです。
はーと介護は、2001年に訪問介護事業として、事務所を兼ねた自宅から始まりました。この本に出会って勉強し、そこから得た考えにより、訪問介護や放課後等デイサービスの施設を建てることにつながりました。
弊社は介護事業ですから売り上げとは言いませんが、利用者さんの満足度が売り上げにつながります。利用者側に立ち、利用者が困っていることを全部する。そうすると利用する方も喜び、自然と売り上げが上がる。それが経営理念である「すべての人を幸せにする」ということです。
この考え方を与えてくれたのも、致知。恩師が亡くなったと同時期に政経懇話会に入り、致知を得て、先生は「商売の基本は、人間学である」と教えてくださっていたのだとふに落ちました。

−本はいつ読んでいますか。

毎朝社長室に来る午前7時から、約30分〜1時間。コーヒーを飲みながら本を読むのがルーティンです。

−もともと本を読む習慣があったのですか。

49歳の時、病で倒れました。その時の1年間で約200冊を読みましたが、会社を興してからは忙しくて読めず。やっと時間ができ、本を読めるようになりました。

−以降はずっと読んでいるんですね。

昔は小説も読んでいましたが、最近は「人間とは何なのか」。致知で知った本を買って読みます。1回では頭に入らないので2、3回と読む。他に「日経ビジネス」(日経BP)と「PRESIDENT(プレジデント)」(プレジデント社)は発刊ごとに目を通します。
本は心の食べ物。体と一緒で、栄養を取らないと豊かにならない。今66歳ですから、これから人生の集大成。本を読んで知識を得て、徳を積んでいきたいですね。(延岡市古川町、66歳)


         ▽           ▽

 コロナ禍で自粛生活が続き、家で過ごす時間が増えた。日本財団による「18歳意識調査」の第30回テーマ「読む・書く」(2020年9月29日〜10月5日、インターネット調査)では、「コロナ禍の影響で読書量が増えた」との回答が24・9%あった(変わらない69・1%、減った6%)。

 「私の一冊」では、県北の経営者やリーダーが何度も読み返したり、影響を受けたりした本を紹介する。

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