新型コロナ、県内１５人−２１日

県北なし、宮崎市９人

　県と宮崎市は２１日、県内で新たに１５人（県２９１９〜２９３３例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は宮崎市９人、都城・西都市各２人、高鍋町、小林市各１人。県北在住者はなく、県内の累計感染者は２９３３人、重症者は１人増え、第４波で最多の７人になった。

　県感染症対策室によると、都城市の複数の接待を伴う飲食店が絡むクラスターは、感染者の知人の感染が分かり、関連の感染者は２５人になった。このクラスターに関連して、２１日に１００件程度の検査を進めているという。

　県発表分のうち４人はこれまでの感染者の同僚など。１人は県外の陽性者と接触歴があり、１人は医療機関を受診し、陽性が判明した。

　宮崎市によると、同市の新規感染者９人のうち、６人はこれまでの感染者の友人、家族、同僚など。３人は感染経路などを調べている。

　新規感染者が２０人を下回るのは４月３０日の発表以来、２１日ぶり。同室は「数は減少したが、４医療圏で感染が確認されており、火種は各地に。医療への負荷は高く、マスクの着用など感染防御の徹底を」と呼び掛けている。


◆入院８２人、重症が１人増え７人−２１日時点

　県によると、２１日時点の県内の入院は８２人で重症者は１人増え７人となった。７人は１月２９日以来。

　県北では日向入郷圏域（１８病床）で２人、延岡西臼杵圏域（４８病床）で１２人が入院。宿泊・施設等療養中は１９８人で、延岡市の宿泊施設（６０室）で９人、施設で３人が療養。自宅療養は１０９人。入院・療養調整中は３０人となっている。

　変異株疑い検査は２人分を行い、いずれも陽性だった。累計の変異株疑い感染者は３２５人になった。


◆２２日、２０人程度

　県は２２日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が２０人程度になる見込みであることを明らかにした。確定値は午後に発表する。