新型コロナ、県内５人−２４日

２８日ぶりに１桁台

　県と宮崎市は２４日、県内で新たに５人（２９６５〜２９６９例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。変異株疑いは４人が確認され、累計は３３８人となった。県内の１日の新規感染者数が１桁台になるのは４月２５日の５人以来２８日ぶり。

　県と宮崎市によると、市町村別の内訳は宮崎市が１０歳未満から４０代の男女３人、三股町が１０歳未満と４０代の女性２人。

　宮崎市の３人はいずれも感染した家族の接触者として、保健所の疫学調査による行政検査を受け、陽性と判明した。三股町の女性２人は親子で、これまでに発表された感染者と接触があり、検査で陽性と分かった。感染経路などを調査中という。県感染症対策室は、新規感染者数が２８日ぶりに１桁台となり、減少傾向とする見方について、「入院中数は高止まりし、重症者数も前日より１人増えるなど、医療の負荷が軽減されているわけではない。ただし、感染者の減少は入院の減少につながるので、引き続き感染防止対策の徹底に協力を」と呼び掛けている。


◆入院８１人、重症６人−２３日時点

　県内の２３日時点の入院は８１人で、このうち重症者は６人。県北は延岡臼杵圏域（４８病床）で１０人が入院している。日向入郷圏域（１８病床）は０人。宿泊・療養施設は１７３人で、このうち宿泊療養は宮崎市内３８人、延岡市内５人、都城市内３３人、施設療養は４人、自宅療養は９３人。入院・療養調整中は１２人。


◆県中部農林振興局職員が感染

　県は２４日、県中部農林振興局（宮崎市）に勤務する同市居住の女性職員の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。

　同局などによると、女性職員は２１日午後から倦怠（けんたい）感で退庁し、夜に３７・６度の発熱。２４日に病院を受診して検査した結果、陽性と分かった。

　同職員は自宅療養中で、行動歴や接触者を保健所で調査中。庁舎は２４日に消毒を終え、２５日から通常業務している。


◆２５日、２０人未満

　県は２５日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が２０人未満になる見込みであることを明らかにした。確定値は午後に発表する。