新型コロナ、県内１７人−２５日

宮崎市７人、延岡市１人

　県と宮崎市は２５日、県内で新たに１７人（２９７０〜２９８６例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北地域は延岡市で１人。変異株の疑いについては２８人が確認され、累計は３６６人となった。

　県と宮崎市によると、市町村別の内訳は、宮崎市が１０代から６０代の男女７人、都城市が１０歳未満から６０代の男女６人、国富町が７０代男性と４０代女性の２人、延岡市は６０代男性、都農町は１０代男性がそれぞれ１人。

　宮崎市の７人のうち４人は、これまでに発表された感染者の家族や友人、同僚として接触歴が確認された。３人については市保健所が行動歴や接触者の有無などを調査している。

　都城市の６人のうち４人は家族で、１人が医療機関を受診後に陽性が判明し、その後保健所が確認検査する際、家族３人も検査を行い、全員の陽性が判明した。残る２人のうち１人は感染者と接触歴があり、別の１人は調査中。

　国富町の２人と延岡市の１人については、保健所で行動歴や接触者の有無などを調査している。都農町の１０代男性はこれまでに発表した感染者と接触歴が確認されているという。

◆入院８３人、重症４人−２４日時点

　県内の２４日時点の入院は８３人で、このうち重症者は４人。県北は延岡西臼杵圏域（４８病床）で９人が入院している。日向入郷圏域（１８病床）は０人。宿泊・施設療養中は１５７人で、このうち宿泊療養は宮崎市内３０人、延岡市内４人、都城市内２７人、施設療養は４人、自宅療養は９２人。入院・療養調整中は２１人。

◆県企業局の職員が感染

　県企業局は２５日、同局（宮崎市）に勤務する同市居住の６０代男性職員の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。

　同局によると、男性職員は２３日夜に３７・７度の発熱があり、２４日に宮崎市内の医療機関を受診し、ＰＣＲ検査を受けた結果、陽性と分かった。

　男性職員は自宅療養中で、宮崎市保健所が行動履歴や接触者の有無を調査している。局庁舎は２５日朝に消毒を終え、通常業務を実施。局所有の発電所の発電や、細島工業団地への工業用水の供給も平常通りという。


◆２６日、１０人程度
県は２６日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が１０人程度になる見込み
であることを明らかにした。確定値は午後４時に発表する。