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命、平和の尊さ学ぶ

本紙掲載日:2021-07-07
2面
甲斐さんの話に耳を傾ける児童
命の尊さ、平和の大切さを伝えた甲斐さん

塩見小戦争体験者迎え集会−日向

 日向市立塩見小学校(戸高哲朗校長、118人)は2日、命を考える日「戦争という歴史から学ぶ、考える」集会を行った。太平洋戦争を体験した地域住民らを講師に招き、命の尊さ、平和について改めて考えた。

 集会は、県いのちの教育週間(今月1〜7日)に合わせ、隔年で実施。戦時中の思い出、学童疎開の実体験を聞くことで平和な世の中を目指し、「思いやり」「助け合い」「仲間づくり」の大切さを学ぼうと開いている。

 全体での開会行事で、戸高校長は「戦争で多くの人が命を落とし、悲しい思いをした。絶対にしてはいけないし、その歴史は忘れてはならない。命と平和の大切さを学んでほしい」と話し、4人の講師を紹介。続いて、6年生が今年6月の沖縄全戦没者追悼式で読まれた平和の詩を群読した。

 講師は、日向・平和のための戦争展実行委員会事務局長の福田鉄文さん、会員の水永玲子さん、白江純美さん、学童集団疎開日向・浦添交流会事務局長の甲斐誠二さん。児童は低、中、高学年に分かれ、教室と体育館で話を聞いた。

 このうち、3、4年生は体育館で甲斐さんの体験談に耳を傾けた。

 終戦時、小学2年生だったという甲斐さんは太平洋戦争が始まった理由、戦時中の様子、米軍の攻撃で沈没した疎開船「対馬丸」を写真などを使って説明。その後、戦禍を逃れるために沖縄の浦添市から塩見小(当時の第二富高国民学校)などに疎開してきた児童と共に学んだ思い出を語り、「ひもじく苦しい生活を送っていた。親元を離れ、寂しかったに違いない」。

 戦後の交流についても振り返り、「浦添市の皆さんと相談して、塩見小などに記念碑を建てた。子どもたちに悲しい戦争があったことを伝え、二度と戦争をしないと約束した」と話した。

 結びに、「決して戦争で他国の物や土地を取ろうとしてはいけない。勉強したり、おじいちゃん、おばあちゃんから話を聞いたりして戦争について学んで」と呼び掛けた。

 講話を聞いた椎葉駿斗さん(4年)は「日本が戦争を始めた理由や疎開のことを初めて知った。親や友達もいないのに、疎開してきた人たちはすごいと思った。身の回りから争いをなくすように努力したい」と話した。

 日向・平和のための戦争展実行委員会は9日まで、同校2階の渡り廊下で「いのちと平和を考える戦争展」を開催している。沖縄戦、集団疎開、日向も関わった戦争の現実をテーマに軍服や銃弾、機密文書ケースなど遺品、遺物、記録写真を展示している。

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