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持続可能な観光地へ

本紙掲載日:2021-08-05
8面
高千穂町で行われた持続可能な観光地づくりに関するセミナー

観光庁アドバイザーが講演−高千穂

 高千穂町と高千穂町観光協会(竹尾通洋会長)は12日、高千穂高校内のT―LABO(ラボ)で、持続可能な観光地域づくりを目的としたセミナー「高千穂オトナのツーリズム教室」を開き、オンライン参加者を含む町内の観光関係者ら45人が参加した。

 セミナーでは、観光庁の持続可能な観光ガイドラインアドバイザーを務める高山傑さんが、「高千穂が高千穂であるための持続可能な観光」と題して講演した。

 この中で、高山さんは国連世界観光機関(UNWTO)の指示の下で開発された指標「GSTC―D」や、それをベースに観光庁が開発した「日本版持続可能な観光ガイドライン」(JSTS―D)などを紹介。「健康診断と同じで、この指標と照らし合わせることで〃健康〃かどうかが分かる。この指標を使って健全な観光地かどうかを見てほしい」と呼び掛けた。

 また、「観光客に合わせた観光ではなく、地域のために観光がどうあるべきか。観光はあくまでも手段で目的ではなく、地域づくりが目的だ」と強調した。

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