水辺の生き物に興味津々
本紙掲載日：2021-08-06
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東小２年生、命の大切さ学ぶ
延岡市立東小学校（�雕衆貪姐残后■毅苅運諭砲裡嫁�生１０４人は７月２７日、同校卒業生で学校評議員の寺田勝彦さん（６９）を講師に招き、水辺の生き物について学んだ。
同校が出北地区に水をもたらした岩熊井堰（いぜき）の恩恵を学ぶ授業として４０年前から実施している。
寺田さんは、この日のために門川や北川の用水路で捕まえた水生生物を持参し、「魚の命はとても繊細で壊れやすい。注意を払って触れ合ってほしい」と呼び掛けた。
児童らは、ザリガニやウナギに触れたり、机の上に置かれた水槽の中で泳ぐフナやドジョウ、ヤゴ、ミズスマシ、ニホンメダカなどを興味津々にのぞき込み、その姿を絵で描いたり、特徴を書き記したりした。
このほか、竹筒を用いた「ウナギポッポ」や、捕った魚を一時的に入れておくのに使う「カゴビク」など、昔ながらの漁具の展示もあった。最後は、展示した魚を事前に希望した児童たちにプレゼントした。
廣松美織さん（７）は「ウナギはぬめぬめしていてちょっと気持ち悪かった。延岡のあちこちにいろんな魚がいることが分かってびっくり。生き物の命も自分の命と同じように大事にしたいと思った」と感想。
寺田さんは「実際に生き物に触れて体験することに意義がある。小さな命とどういう風に触れ合えばいいか、分かるところから少しずつ理解していってほしい」と話した。