都市計画道路見直し方針案－延岡市

本紙掲載日：2021-08-11

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未整備２６路線５１区間－改めて検証、評価

◆２４日まで意見を募集

　延岡市は都市計画道路の見直し方針案をまとめ、公表した。未整備の２６路線５１区間について評価を行い、６区間を存続候補、３２区間を検証継続候補、１３区間を廃止候補とした。２４日まで、同方針案に関する市民からの意見を募集している。

　同市の都市計画道路は１９４６年、戦災復興の都市計画で決定され、５７年に全面的な路線決定が行われた。その後も高度経済成長に伴う都市の拡大や交通量の増加に合わせて追加・変更を行い、現在は５２路線、延長１２１・７５キロが都市決定されている。今年４月１日現在、改良が進んでいるのは９４・７６キロ、改良率７７・８％。

　計画決定路線のうち、未整備は２６路線の計２６・３７キロ。その中には計画決定当時から必要性に変化が生じている路線もあるため、市は改めて検証・評価を行い、見直し方針を定めることとした。

　未整備の２６路線を「主要な交差点」「市街化区域内外」「道路ネットワークの評価点」などで５１区間に区間割りし、同市の実情を踏まえた上で必要性や実現性を評価。その結果、１３区間を廃止候補とし、うち９区間については早期に廃止手続きを進める「廃止候補①」とした。

　検証継続候補３２区間のうち、必要に応じて幅員や線形などの計画変更や代替路線の整備を検討する「検証継続①」が１４区間。計画変更や代替路線の整備を検討し、その結果によっては廃止候補に移行する可能性もある「検証継続②」は１８区間となっている。

　方針案は市公式ホームページや都市計画課（市役所４階）、情報公開センター（同２階）、市役所市民スペース、各総合支所、各支所などで公表している（閉庁時や休館時は縦覧不可）。

　意見には住所、名前、年齢、市外居住者の場合は勤務先なども記入。持参の場合は都市計画課、各総合支所産業建設課各支所まで。郵送の場合は〒８８２―８６８６延岡市東本小路２の１、延岡市都市建設部都市計画課まで。ファクス（延岡３１・３１８６、同課）、電子メール（ｔｏｓｈｉｋ＠ｃｉｔｙ．ｎｏｂｅｏｋａ．ｍｉｙａｚａｋｉ．ｊｐ）でも受け付けている。

　市は、市民からの意見を募集した後、都市計画審議会を経て、方針を策定し公表。さらに住民説明会を経て、都市計画法の手続きをとる。

　各区間の評価結果は次の通り。

【存続候補】安賀多通線（６４０メートル）▽同（８１０メートル）▽国道１０号（４３０メートル）▽同（４３６０メートル）▽同（４５０メートル）▽須崎中川原通線（５７０メートル）

【検証継続①】出北通線（１００メートル）▽昭和通線（１０２０メートル）▽塩浜通線（２２０メートル）▽西階通線（１９０メートル）▽貝の畑土々呂通線（１３６０メートル）▽野田松山通線（３０メートル）▽同（２３０メートル）▽同（１１０メートル）▽岡富松山通線（９６０メートル）▽同４１０メートル）▽昭和中川原通線（８５０メートル）▽東出北通線（２８０メートル）▽同（５１０メートル）▽幸町通線（１００メートル）

【検証継続②】南延岡駅通線（５０メートル）▽出北通線（２４０メートル）▽同（３５０メートル）▽亀井通線（１４０メートル）▽同（４０メートル）▽須崎中川原通線（２７０メートル）▽塩浜通線（４８０メートル）▽沖田通線（５６０メートル）▽松山通線（１８０メートル）▽大貫通線（６５０メートル）▽岡富松山通線（３８０メートル）▽昭和中川原通線（２８０メートル）▽同（１００メートル）▽桜ケ丘通線（２２０メートル）▽西出北通線（８６０メートル）▽伊形通線（２７０メートル）▽西高通線（１７０メートル）▽同（８００メートル）

【廃止候補①】貝の畑土々呂通線（１５７０メートル）▽同（３６０メートル）▽同（５８０メートル）▽同（９００メートル）▽同（７０メートル）▽沖田通線（２９０メートル）▽若葉通線（４０メートル）▽笹目通線（１６０メートル）▽伊形通線（５４０メートル）

【廃止候補②】西延岡駅通線（１３０メートル）▽浜砂通線（７２０メートル）▽東出北通線（４８０メートル）▽同（８６０メートル）