学校・家庭・地域－できることは何か

本紙掲載日：2021-08-14

2面

地域住民や保護者、教職員が参加し、意見を交わした「コミュニティ・スクールフリートーク」

コミュニティ・スクール

　延岡市立旭小学校（大﨑陽子校長、４６１人）はこのほど、第１回学校運営協議会とコミュニティ・スクールフリートークを開いた。同協議会運営委員のほか、校区内の区長、保護者、教職員らが参加し、学校、家庭、地域としてそれぞれの立場でできることについて考えた。

　市教育委員会は、２０２３年度までに市内すべての小中学校に、一定の権限と責任を持って学校運営に参画する「コミュニティ・スクール」（学校運営協議会）の導入を目指している。同校は今年度新たに導入した１１校のうちの１校。

　第１回協議会には、市教委の関係者を含む約２０人が出席。市教委の下野隆平課長補佐兼指導係長が委員１０人に依頼状を手渡した。また、校区内に児童クラブや幼稚園、保育園、子育て支援センターなど、子どもに関わる施設が多くあることから独自の協力委員を設置。大﨑校長が協力委員４人に依頼した。

　この後、大﨑校長が学校経営方針などについて説明。出席した委員からは、日頃から見守る子どもたちの様子やコロナ禍での変化、気になる点などについて活発な意見が出された。

　フリートークは、コミュニティ・スクールへの理解を深め、学校と地域それ
ぞれの立場からの声の確認、顔の見える関係の構築を目的に同校が企画。地域
住民や教職員が６グループに分かれ、意見を交換した。

　大﨑校長は「地域で子どもたちのことを考えてもらうことはありがたい。教職員にとっても、地域の人たちがどんな思いをもっているのかを知る機会になった」と感謝。同校では今後、３回の運営協議会を予定している。

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