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山附渓谷ホタルの里（高千穂）が受賞

本紙掲載日：2021-08-18

8面

表彰状を手にする（前列左から）冨髙会長、甲斐さん、飯干さん、佐藤さん

日本河川協会が表彰－河川功労者

◆県内から唯一

　公益社団法人日本河川協会（東京都千代田区、松田芳夫会長）が表彰する２０２１年「河川功労者」に、高千穂町押方の河川愛護グループ「山附渓谷ホタルの里」（冨髙徹会長、４人）が選ばれた。県西臼杵支庁で３日、表彰式が行われた。

　河川功労者は、河川に関する歴史、文化、愛護、国際貢献、学術研究、地域振興などの観点から功績のあった個人、団体を表彰。今年は全国１０５個人・団体が選ばれ、同グループは県内で唯一の受賞となった。

　同グループは１９９５年から、地元の山附川で水質改善や清掃活動に取り組み、減少していたホタルの生息環境を取り戻した。川の水質や生態調査も継続している。また、ホタル祭りやヤマメの稚魚放流など地域の人たちが川に親しむ機会を創出。小学生を対象にした河川学習なども行っている。

　表彰式には冨髙会長（８４）のほか、会員の飯干誠夫さん（７８）、甲斐愛光さん（８３）、佐藤正美さん（８３）が出席。岩切喜郎支庁長から表彰状を受け取った。

　冨髙会長は「今の山附川は透明で臭いもない。今後も川を汚さないための活動を応援、お手伝いしてきれいな水、きれいな風景を守っていきたい」と話した。

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