公立学校２校に指揮台−ＭＦＥ　ＨＩＭＵＫＡ

自社で製作、地域貢献で寄贈−日向

　食品機械の製造などを手掛ける日向市日知屋の「ＭＦＥＨＩＭＵＫＡ」（島原俊英社長）は２日、自社で製作した指揮台を、市立財光寺中学校と東郷学園若竹分校に１台ずつ贈った。同社は今年から福利厚生地域貢献委員会（片桐健男委員長）を発足させ、地域の社会貢献活動に取り組んでいる。

　この日は両校で贈呈式があり、このうち財光寺中学校（重盛文人校長、４２７人）には島原社長、加藤凌介取締役、黒木亮輔課長、片桐委員長のほか、重盛校長、土田帆乃佳生徒会長、行政関係者らが出席。島原社長が、土田生徒会長に目録を手渡した。

　島原社長は「指揮台は、新入社員とベテラン社員が力を合わせて作った。創立時から使用されている指揮台の後継として大切に使ってほしい」とあいさつ。重盛校長は「指揮台の老朽化を心配していた。新しい指揮台は、これからの教育活動を支えていくものと考え、有効利用します。生徒の思い出づくりに役立てていきたい」と謝辞を述べた。

　式後には、同校の運動場で行われていた全校集会に島原社長らが出席。土田生徒会長は「多くの方々の手によって長い時間をかけ、たくさんの思いを込めて作っていただいた指揮台とともに、新たな歴史を刻んでいきたい」とお礼を述べ、全校生徒とともに感謝した。

　贈呈した指揮台は、鉄製で天板はアルミを使用。大きさは縦約１８０センチ、横約２００センチ、高さ約８０センチ。この日に両校グラウンドに設置した。同社によると、地域貢献活動は今後も継続していくという