県内最多連日更新１２５人−１８日

新型コロナ−延岡市１４人、日向市９人

◆クラスター４例、県北で２例

　県と宮崎市は１８日、県内で新たに１２５人（県３９２４〜４０４８例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。延岡市１４人、日向市９人、門川町４人、高千穂町２人などで、新規感染者は２日連続で過去最多を更新。門川町の教育保育施設、日向市の事業所など４例の感染者集団（クラスター）も確認された。県内の累計感染者は４０４８人、クラスターは６９例になった。

　県北を除く市町村別は、宮崎市５８人、都城市１０人、日南市４人。小林市、川南町が各３人。高鍋町、新富町、高原町、串間市が各１人。県外在住者が１４人。男性７９人、女性４６人。年齢別は１０歳未満が９人、１０代２８人、２０代２９人、３０代１８人、４０代２３人、５０代９人、６０代８人、８０代１人だった。

　門川町の教育保育施設は、２０〜６０代の女性職員４人と、１０歳未満の男児１人の感染を確認。居住地は門川町４人と日向市１人。職員の家族３人の感染も分かっている。１７日までに職員約３０人、園児約１０人の検査を終え、現在園児約２０人、関係者約１５人の検査を進めている。施設は１５日から閉園しているという。

　日向市の事業所は、３０〜６０代の男性従業員５人の感染を確認。居住地は日向市２人、延岡市３人。客などが出入りする施設ではなく、これまでに接触があった従業員１４人の検査を終えたという。

　県発表の県外在住者５人はいずれも帰省。大分県の１０代男性は延岡保健所、東京都３０代女性と大阪府１０代男性は日向保健所管内に帰省していた。

　県全体の１２５人のうち、医療機関の検査で判明したのが６４人。既発表の感染者の家族、親族が３５人、同僚、友人などの接触歴が３４人。県外由来が疑われるのが２９人で、感染経路調査中は３９人となっている。

　県北在住の２９人のうち、２０人はこれまでの感染者の家族、同僚など。高千穂町の５０代男性と４０代女性は家族で、県外の陽性者（知人）と接触歴。延岡市６０代男性は大分県、日向市２０代男性は大阪府などへの往来歴があった。

　延岡市４０代男性と１０歳未満女性は家族で、日向市２０代男性と３０代女性も家族。延岡市の６０代男性と２０代女性、日向市２０代男性の計７人は感染経路などを調べている。

　県によると、１７日時点の県内の入院は７９人でうち重症者は１人。入院のうち、日向入郷（１８床）１３人、延岡西臼杵（６４床）２１人。

　宿泊・施設等療養中は過去最多の１６３人で、うち３０人は延岡市の宿泊施設、自宅療養は１４９人。入院・療養調整中は１９０人。