新型コロナ−２１日・１５８人、２２日・１１６人

門川町１８人、延岡市１５人、日向市１１人、五ケ瀬・高千穂町各１人

　県内では２１日に過去最多となる１５８人、２２日に６日連続の１００人超となる１１６人が新型コロナウイルスに感染したと、県と宮崎市が発表した。県北在住者は２日間合計で門川町１８人、延岡市１５人、日向市１１人、五ケ瀬町、高千穂町各１人。感染者集団（クラスター）は６例確認され、県内の累計は感染者が４５４９人、クラスターが７８例となった。

　県北以外の市町村別では２日間合計で宮崎市が１４１人、都城市が２３人、新富町８人、国富町、日南市各６人など。福岡県１２人など県外在住者が１９人。年代別は１０歳未満が１５人、１０代４３人、２０代８２人、３０代３８人、４０代３４人、５０代２６人、６０代１１人、７０代１０人、８０代１１人、９０代４人。傾向は変わらず、９割近くを５０代以下が占めた。

　県全体で、２１日発表の１５８人のうち、７９人は医療機関の検査で判明した。家族や親族との接触歴があったのが５１人、クラスターを含む知人や同僚などとの接触が３５人、県外由来が疑われるのが３０人。４２人は感染経路を調べている。

　２２日発表の１１６人のうち医療機関の検査が４５人。家族・親族が３０人、クラスターを含む知人、同僚などが４４人。県外由来が１７人で、２５人は感染経路調査中となっている。

◆延岡市内でクラスター

　延岡保健所管内では新たなクラスターが２２日に確認された。今年６月から出張で訪れていた福岡県の会社員５人の感染を２０、２１日に確認した。県によると、５人は同じ業務で、同じ場所に宿泊していた。

　１６日まで一緒に作業をしていた人が福岡県で陽性を確認されているが、それ以降に行動を共にしていたのは５人のみで、ほかとの接触はなく、検査対象者はいないという。

　２１日発表で県北関連は３６人。うち１６人は既発表の感染者の家族、知人など。福岡県在住の３人はクラスターと判明。福岡県在住１０代男性は日向保健所管内で知人と接触歴あり。別の同県在住１０代男性は、延岡保健所管内の医療機関を受診した。

　日向市の６０代男性と門川町３０代男性、延岡市の２０代の男女はそれぞれ家族。その４人と、門川町３０代の男女、延岡市の２０代の男性４人、女性２人、６０代女性、７０代男性、五ケ瀬町１０代女性の１５人は感染経路を調べている。

　２２日発表で県北関連は２０人。うち１５人はこれまでの感染者の家族や同僚など。福岡県在住の２人はクラスター。同県１０代男性は日向保健所管内で知人と、神奈川県の１０代男性は延岡保健所管内で親族との接触歴。高千穂町２０代男性は、沖縄県への往来歴があった。

　クラスターが発生した門川町の教育保育施設では、家族など１０人の感染が分かり、関連する感染者は２８人になった。

　県によると２１日時点の県内の入院は１２５人でそのうち重症者は１人。入院のうち県北は日向入郷（１８床）１１人、延岡西臼杵（６４床）３４人。
宿泊・施設等療養中が１８３人で、そのうち延岡市の宿泊施設（５０室）に３５人が入っている。

　自宅療養中は４００人。入院・療養調整中が２３３人となっている。


◆２３日、感染者８０人未満

　県は２３日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は８０人未満になる見込みと発表した。新規感染者の発表が７０人を超えるのは７日連続となる。詳細は午後に発表する。