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神話の絵本と観光スポット

本紙掲載日:2021-08-24
1面
手の動きに反応する仕掛け付きの「神話スポット案内」を楽しむ親子

映像と音声で案内−延岡駅とエンクロス

 県北の神話や、それにまつわる観光スポットを映像と音声で案内する「神話スポット案内」のデジタルサイネージ(電子案内板)がこのほど、延岡駅前複合施設エンクロスの2カ所に設置された。

 縦121センチ×横68センチの画面で、天孫降臨(高千穂町)、出逢(あ)いの聖地(延岡市)、お舟出(日向市)の神話を描いた絵本を、音声ナレーション付きで放映。モニター上部にはカメラセンサーがあり、人の動きを感知して連動する画面上の手のひらマークで、見たい神話を選択することができる。

 また、絵本に描かれている神様や風景のイラストを手のひらマークでタッチすると、「ポン」という鼓の効果音とともに絵が揺れたりする仕掛け付き。絵本は1話が3分程度で、最後に延岡市の城山公園や今山大師、行縢の滝、日向市の大御神社や美々津などの観光スポットを紹介する映像が流れる。

 2基のデジタルサイネージは、エンクロス内のスターバックス前とキッズルームの前にそれぞれ設置。初日は早速、お盆の帰省などで列車に乗降する家族連れが次々と足を止め、モニターに手を伸ばしながら神話絵本を楽しんでいた。

 神話スポット案内は、現在開かれている第35回国民文化祭みやざき2020と第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会を盛り上げる取り組みの一つで、設置期間は閉幕日の10月17日まで。期間中は毎日午前8時から午後9時まで利用できる。

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