新型コロナ、県内、過去２番目の１３６人

日向市８人、門川町６人、延岡市５人−２４日

　県と宮崎市は２４日、県内で新たに１３６人（県４６２５〜４７６０例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１日間の新規感染者の発表では過去２番目となり、宮崎市発表の９３人は過去最多。県北在住は日向市８人、門川町６人、延岡市５人。県内の累計感染者は４７６０人となった。

　県北以外の市町村別は宮崎市８９人、高鍋町７人、都城市、国富町３人。西都市、川南町、新富町各２人、小林市、日南市、えびの市、三股町、綾町が１人ずつ。県外からは宮崎市発表の福岡県と大阪府が２人ずつ。

　年代別は、１０歳未満が１４人、１０代２９人、２０代３２人、３０代２１人、４０代２７人、５０代７人、６０代４人、７０代と８０代が１人ずつ。

　医療機関の検査で判明したのが６５人でうち５０人は宮崎市での確認だった。
これまでの感染者の家族、親族は３０人、クラスターを含む友人、知人らとの接触歴が３８人、県外由来が１６人。感染経路調査中が４２人となった。

　県北在住は１９人。１８日発表の門川町の教育保育施設でのクラスターでは新たに職員の３０代女性（同町）、４０代女性（日向市）、１０歳未満女性園児（同町）の感染を確認した。園児らの家族２人の感染も分かり、関連する感染者は４０人になった。

　県北在住で感染経路調査中は、門川町の１０代男性、４０代女性、日向市３０代女性の３人。

　宮崎市によると、同市３８例目（１２日発表）の飲食店でのクラスターで新たに３０代男性客の感染を確認。感染者は９人になった。

　また、４７例目（２１日発表）の障害児が通所で利用する福祉施設でのクラスターでは、新たに１０歳未満と１０代１３人（男性９人、女性４人）の利用者、３０〜４０代の男性１人、女性３人の職員の感染を確認。この施設での感染者は利用者１７人、職員７人の２４人となった。

◆重症者３人に２３日時点

　県によると２３日時点の県内の入院は１２４人で、そのうち重症者は１人増え３人になった。入院のうち県北関係は、日向入郷（１８床）７人、延岡西臼杵（６４床）に３８人。

　宿泊・施設等療養中は１８８人で、うち延岡市内の宿泊施設に３０人が入っている。

　自宅療養中は４５４人。入院・療養調整中は２７０人となっている。

◆日向市職員２人が感染

　日向市は２５日、福祉部に勤務する４０代、６０代の女性職員２人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。
市職員課によると、４０代女性は２３日にＰＣＲ検査を受け、２４日に陽性と判明。６０代女性は２４日に早退後、ＰＣＲ検査を受け、同日、陽性と判明した。

　感染判明後、市は女性職員の執務室、庁舎共用部分の消毒を実施。濃厚接触者などは日向保健所が調査している。

◆宮崎市でクラスター

　宮崎市は２５日、同市内で新たに１例（５１例目）の感染者集団（クラスター）が発生したと発表した。詳細は午後発表する。

◆２５日、１１０人以上−２４日に感染者１人が死亡

　県は２５日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は１１０人以上になる見込みと発表した。１００人超は２日連続。また、２４日に感染者１人が亡くなった。死者は第５波３人目、累計３０人となる。詳細は午後に発表する。