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美郷栗、出荷作業始まる

本紙掲載日:2021-08-26
8面
クリを選果する従業員

やや小ぶりも収量増見込む−JA日向

 美郷町の特産品「美郷栗」の出荷が、23日からJA日向西郷支店選果場で始まった。作業は早生(わせ)品種が9月上旬まで、中生(なかて)、晩生(おくて)品種が10月上旬まで続き、約80トンの出荷量を目指すという。

 町内では、栗部会の生産農家113人が合わせて約91ヘクタールで栽培している。同支店の若藤佳喜営農指導員によると、今年は梅雨明け後も雨が続いた影響で、例年より1週間ほど早い出荷となった。玉太りは、やや小ぶりだが昨年の70トンを上回る収穫が見込まれるという。

 25日は、JA日向の職員ら約10人がローラーで運ばれる栗の艶や傷がないかなど品質をチェックし、S〜3Lの5種類に選別。その後、箱詰めする作業に追われた。

 美郷栗は、名古屋の市場を主に北九州や県内の市場に出荷されるほか、町内の加工場で栗あんに加工される。また、西郷の美郷ノ蔵や日向市の八菜館などにも並ぶという。

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