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いじめ未然防止へ−推進校がサミット

本紙掲載日:2021-08-26
8面
オンラインで開かれた「県いじめ問題子供サミット」

県北から3校、オンラインで取り組み発表−県庁

 県内の「いじめの未然防止にに関する取組推進校」7中学校が参加した、県いじめ問題子供サミットが20日、県庁を主会場にオンラインで開かれた。県北から門川、美々津、椎葉中学校が参加、いじめの未然防止に向けた取り組みを発表した。

 サミットは、県が指定する推進校の生徒が参加して2019年度から開催。各校の実践を発表し、意見交換をすることで、生徒が主体的に考え、取り組みの充実を図ることを目的としている。

 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で紙面開催。今年度はウェブ会議システムを活用し、各校がオンラインで発表した。

 門川中は大田友啓さん(3年)と壱岐光さん(2年)が、朝のあいさつ運動や、過去のトラブルによる反省から持ち物を大切にするための集会、標語の募集などの取り組みを紹介。美々津中は長埜蓮さん、黒木茉季さん(ともに2年)が、7月の「いのちの教育週間」に合わせて全校生徒で実施した「いのちの教育集会」の様子や、生徒たちの感想などを発表した。

 また、椎葉中は椎葉悠さん、椎葉愛海さん(ともに3年)が、「いじめ」について生徒会で話し合った内容を紹介。全校でアンケートを実施し、生徒会主導で「いじめ撲滅集会」を開き、いじめを受けたと感じる生徒数0を目標としていると発表した。

 全国サミットの推薦校には、いじめについて考える60分の授業を生徒自らが作り上げ、実施した都城泉ケ丘付属中が選ばれた。

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