日向市「一丸となり乗り越えたい」

対策本部会議−十屋市長が協力求める

　まん延防止等重点措置の適用区域に指定された日向市は２６日、市役所で市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き方針を決定した。

　十屋幸平市長は「これまでにない危機感を抱いており、非常に厳しい状況。行動要請を守り感染防止対策の徹底に努めてほしい。市民一丸となって、この難局を乗り越えたい」と協力を求めた。

　市はまん延防止措置の行動要請の徹底を促すとともに、２７日から３０日までの午前９時から午後４時まで広報車３台による啓発広報を市内一円で実施するほか、防災行政無線、動画投稿サイト「ＹｏｕＴｕｂｅ」（ユーチューブ）の市公式チャンネルなどを使った市民への呼び掛けを行う。

　また、今月３１日までを予定していた市内公共施設の閉鎖を９月１２日まで延長。市内の小中学校については、各校の状況を踏まえ、分散登校、集会・行事等の延期や中止、オンラインや放送を使った集会など、学びを止めないための工夫した取り組みを継続する。


◆日向市議会一般質問を中止

　日向市議会は２５日、２７日開会する９月定例会の一般質問を中止することを決めた。

　十屋幸平市長から新型コロナウイルス対策業務に全庁を挙げて対応したいとの申し入れがあり、議会運営委員会で決定した。一般質問は９月６〜９日を予定していた。議案質疑など、その他の日程は予定通り実施される。

　一般質問が中止されるのは、同市財光寺などで市民がサルに襲われる被害が相次いだ２０１３年の９月定例会以来。