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東京パラ女子砲丸投げ−トーゴ選手に声援

本紙掲載日:2021-09-03
8面
オンラインでカビサ選手に声援を送った共同応援
応援メッセージ、日本、トーゴの国旗を手に応援する十屋市長

オンライン応援、記録更新を後押し−日向市

 東京オリンピック・パラリンピックで西アフリカ・トーゴ共和国のホストタウンに登録されている日向市は2日、パラリンピック女子砲丸投げ(座位F57)に出場した同国のクメロ・カビサ選手(30)にオンラインでエールを送る共同応援を行った。市民、日本トーゴ友好協会の金岡保之会長(宮崎大学地域資源創成学部教授)、同大の学生、駐日同国大使館関係者らがウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使用し、自宅などから声援を送った。

 このうち、市役所からは十屋幸平市長らが参加。カビサ選手は出場20人中14番目に登場し、1投ごとに進行役を務める司会者が速報した。モニターの前で応援する参加者は、記録が発表されるたびに日本、トーゴの国旗を振ったり、拍手を送ったりした。

 カビサ選手は6回の試技を行い、5投目で自己ベストを30センチ更新する5メートル92センチを記録。競技終了まで声援を送った十屋市長は「自己記録の更新はうれしく、素晴らしい成績。今後も頑張ってほしい」とたたえた。

 同市と同国は、「トーゴ」と同市東郷(とうごう)町の語感が似ていることをきっかけに2017年7月から交流を開始。翌18年12月に同市が東京オリ・パラのホストタウンに登録された。19年の3月と8月にはトーゴ共和国の選手、音楽家などが同市を訪問し、市民と交流を深めた。

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