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県成長期待企業−門川町で初の認定

本紙掲載日:2021-09-04
8面
県成長期待企業に認定された日向屋の請関社長(右)と英楽の池田社長。中央は報告を受けた安田町長

日向屋・英楽−町長に報告

 地域経済をけん引していくと期待される「県成長期待企業」に認定された門川町の日向屋(庵川西、請関伸社長)と英楽(加草、池田英勝社長)が8月30日、町役場を訪問し、安田修町長に認定を報告した。県内の産学金労官13機関で構成する「県企業成長促進プラットフォーム」が2016年度から認定しており、同町の企業では初めて。

 日向屋は、主にコンビニエンスストア向けに鶏肉や豚肉を加工したレトルト食品を製造販売している。請関社長(58)は「コロナ禍でビジネス環境は厳しいが、だからこそ自分たちだけがもうかればいいのではなく、関連業者の皆さんと一緒に利益を分け合える関係性が必要。今後も県産品や雇用の開発を進め、地域貢献できるよう頑張っていきたい」。

 6次産業化に取り組む英楽は自社でニワトリを育て、その鶏肉を冷蔵冷凍食品に加工し販売している。池田社長(48)は「コロナ禍でも歯を食いしばって経営を前向きに進めてきた。今回の認定を励みに、地域経済の発展に貢献できるよう身を尽くしたい」と、それぞれ意気込みを語った。

 報告を受けた安田町長は「どんな時代でも才能ある者、努力する者が生き残っていく。ますますの発展を願っている」と称賛した。

 今回は同町の2社を含む県内5社が新たに県成長期待企業に認定され、15年度に認定された「地域中核的企業」の2社と合わせ、認定企業は31社となった。

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