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▽L サイズ 1枚 300円
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(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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地域おこし協力隊岩田大志さん(福岡出身)
◆4月に着任、離島の活性化担う−延岡市島浦町
県内唯一の有人離島、延岡市島浦町に4月、地域おこし協力隊として岩田大志さん(29)=福岡県出身=が着任した。「島の魅力を全国に発信したい」とさまざまな活動に取り組んでいる。
地域おこし協力隊は、地方に移住し、商品開発や販売、PRなどの地域おこし支援や住民支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図る制度。任期は最長3年間で、任命する自治体によって活動内容が異なる。同町からの要望もあり、同市は数年前から、島の将来の地域活動の担い手となる人材を求めていた。
◇同級生からの誘い、移住決心−活動通じポテンシャル実感
岩田さんが応募するきっかけとなったのが、同市で地域に根差したデザイン、地域ブランディング事業を手掛ける「erinoadesignlab(エリノアデザインラボ)」の甲斐慶太朗さん(30)だった。
同じ福岡出身で、高校の同級生という2人。「自分たちで(会社を経営)したいよねと高校生の頃から話していた」という。大阪の不動産会社で働いていた数年前から、「お互いに経験を積んだし、そろそろ一緒にやろう」と、甲斐さんから同市への移住の誘いを受けるようになった。
「九州に帰りたい」と不動産会社を退社後、福岡県庁でも働いた。移住を「決心した」のは退社して1年半ぐらいたった頃。甲斐さんに思いを伝えると、初めての移住の地が離島であることを知らされた。
「ずっと都会暮らしだったから田舎への憧れがあった」が、住んだことはもちろん、行ったこともない離島に住む決断はすぐにはできなかった。昨年11月、実際に島を訪れ、島内を見学。「観光地として(普段から)人を受け入れているから、クローズではなかった。入りやすかった」。協力隊に応募し、採用された。
協力隊として、島の魅力を再発見し情報発信することや、2019年に開催された「島業」創出支援事業ビジネスプランコンテストで甲斐さんが最優秀賞を受賞した、食堂やコワーキングスペースなどを融合させた拠点の事業支援が「市からのミッション」という。
現在は「事業を進めるには場所がほしい」と、甲斐さんから運営を任されている「満月食堂」のオープンに向けた準備にも力を入れる。かつて、魚が捕れない満月の夜には漁師たちが島に戻り、にぎやかな時間を過ごしていたエピソードから、「満月の日に集える場にしたい」と、将来的にはイベントなども考えている。
3月に市内で研修を受け、4月1日付で島に着任。早速、写真共有アプリ「インスタグラム」を開設し、島の魅力の発信を続ける。5、6月にあった島民を対象にした新型コロナワクチンの集団接種では、移送手段のない高齢者らの送迎を担当。「すごい助かった」という感謝の言葉をもらい、「僕にとっても良かった」と振り返る。
また、島野浦小の3、4年生とは総合的な学習の時間を利用し、あげみについて学習。「作ったことがない」という声を聞き、地元の「あげみ工房しまのうら」に協力を依頼。あげみ作りに挑戦する場を設けた。中学生からも「地域へ貢献するには」をテーマに相談を受けるなど、幅広い年代から頼られている。
5月下旬からは、活動報告書を作成し、回覧板を使って全世帯に配布。また、第1回の「島の未来を考える会議」を開催し、活性化のために活動を続けてきた人たちと意見交換をしたという。「島のポテンシャルを感じている」と前向きだ。
◇ブランド魚使い商品開発−20日まで購入型CFに挑戦中
「コロナ禍で島に来ることができない人たちにも島の料理を届けたい」と、甲斐さん、岩田さんが中心となり、同町の木下水産が育てたブランド魚「しまうら真鯛(まだい)」を使った「濃厚鯛(たい)ほぐれ」のクラウドファンディング(CF)に、今月20日まで挑戦している。
挑戦中のクラウドファンディング「Makuake(まくあけ)」は、プロジェクトに賛同した支援者に物やサービスなどを提供する購入型。7月20日に先行販売を開始すると、一日で150人以上から支援があったという。
「濃厚鯛ほぐれ」は、しまうら真鯛の身のみを使用したぜいたくな一品。2種類を用意し、「大人の塩味」には北浦の「月の塩」を、「うま味の醤油味」には渡邊味噌醤油醸造のしゅうゆを使うなど、地元産の調味料で仕上げた。フレークのようにしてご飯にかけたりして楽しむ。商品の開発は、満月食堂の店長を務める予定という民宿「遊季」の料理人結城志帆さんが担当した。
「100年後も持続可能な島を実現したい」と思いを込める。情報発信や人が集まる場所としてオープンさせる満月食堂。今回はその事業の第1弾に位置付けている。オープン後は、食堂内での製造を予定する。支援、購入の仕方など詳細は二次元コードから。