新型コロナ−県内２４人、指標下がるも火種残る

延岡市２人、門川町１人−１８、１９日発表

　県内では１８日に１２人（県６０３５〜６０４６例目）、１９日も１２人（県６０４７〜６０５８例目）が新たに新型コロナウイルス感染が確認された。県と宮崎市が発表した。県北在住は延岡市２人、門川町１人。県内の累計感染者は６０５８人になった。

　県によると１９日で、国の指標のうち、病床占有率が１９％（目安２０％以上）、療養者数が１８人（目安２０人以上）とステージ３（感染急増段階）を下回った。これで７月２８日以来、５０日ぶりに６指標すべてがステージ３を下回った。

　県感染症対策室は「医療提供体制も徐々に改善傾向だが、７医療圏のうち１８日は６圏域、１９日は５圏域で新規感染者を確認。医療機関での判明も複数おり、県内には広く感染の火種が残っている。県下全域で警戒を続けていく必要がある」と呼び掛けた。

　２日間合わせて、県北以外の市町村別は、宮崎市７人▽都城市４人▽えびの市３人▽日南市、新富町、三股町２人ずつ▽高鍋町１人。

　年代別は、１０歳未満１人、１０代４人、２０代１人、３０代１人、４０代１１人、５０代２人、６０代４人。

　１８日発表の行政検査件数は２００件で医療機関受診で判明したのが５人、１９日発表の行政検査件数は９９件、医療機関で判明したのが４人だった。

　これまでの感染者の家族、親族が１４人。知人、同僚との接触歴が３人、感染経路調査中が６人。県外由来を疑われるのが１人だった。

　１８日発表の延岡市１０代男性と３０代男性はいずれも医療機関を受診しての判明で、感染経路を調査中。１９日発表の門川町６０代男性は既発表の感染者の知人と接触歴があり、検査した。


◆入院は６２人、うち６人が重症−１８日時点

　県によると１８日時点の県内の入院は６２人でそのうち重症者は６人。入院の県北関係は日向入郷（２６床）６人、延岡西臼杵（６４床）１１人。宿泊療養は３７人で、うち５人が延岡市の宿泊施設。自宅療養は７４人。入院・療養調整中は１９人。


◆２０日、感染者１０人未満

　県は２０日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は１０人未満になる見込みと発表した。１０人未満の発表は７月２６日以来。詳細は午後に発表する。