多肉植物で箱庭作り−延岡植物園

園芸教室−親子連れなど楽しむ

　延岡市天下町の延岡植物園では、年間を通して、季節に応じた園芸教室を開いている。１８日には園内のみどりの相談所で、「多肉とお花の教室」が開かれ、参加者が思い思いに多肉植物を使った多肉箱庭作りを楽しんだ。

　この日はハンギングバスケットマスターの宇田津類子さん（日本ハンギングバスケット協会）を講師に、エリコイデスやベビーサンローズなど約１５種類の多肉植物を小さな容器に植え込み、箱庭を制作した。

　ほかにもウッドチップや貝殻、樹脂粘土で作られた家のミニチュアなどを用い、家を囲む森や庭を表現。「多肉植物は、土にぐっと植え込むと根が出やすくなる」などアドバイスを受けながら、参加者はそれぞれがイメージした箱庭を完成させていた。

　毎月、多肉植物の園芸教室に参加しているという末廣七菜さん（延岡小４年）は「お母さんと一緒に参加している。教室は楽しく、今回も上手にできた」と笑顔。宇田津さんは「多くの人に植物に触れる体験をしてもらい、興味を持ってもらいたい。特に子どもたちには、記憶に残るような体験をしてほしい」と話していた。

　次回の園芸教室は、１０月９日の「フラワーアレンジメント教室」。受講料は無料。材料費が必要な場合がある。締め切りは過ぎているが、空きがあれば申し込みできる。当日はマスクの着用、検温、手指消毒など新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して実施する。

　申し込みは延岡植物園みどりの相談所（電話延岡３９・０９７７、毎週水・土・日曜の午前１０時〜午後３時）。

◆多肉植物のデコパージュ作り

　宇田津さんは２６日午前１０時から、同市幸町の駅前複合施設エンクロスで「多肉植物のデコパージュ作り」を開く。参加費は８００円。人数に限りがあり、残りわずか。申し込みは同施設（電話延岡２０・３９００）。