新型コロナウイルス等感染症対策特別委員会

６月２１日〜今月１６日−第５波、２９７３人が感染

◆死者１２人、うち未接種８人２回接種２１９人、１回１９６人

　県は２２日、県議会９月定例会新型コロナウイルス等感染症対策特別委員会（佐藤雅洋委員長、１１人）で第５波で亡くなった１２人の年代を公表した。それによると、５０代が１人、６０代と７０代が３人ずつ、８０代が５人だった。このうち２人は、ワクチン２回接種済みだった。

　県によると、第５波の６月２１日から今月１６日までのまとめ。期間中に計２９７３人が感染し０・６％の１９人が重症化、０・４％の１２人が亡くなった。

　ワクチン接種が進んだ影響などで、第３波（昨年１１月から今年３月）と比べ、重症化率（２４人＝１・５％）、死亡率（２１人＝１・３％）は減少した。

　亡くなった人のワクチン接種状況は、５０代と６０代の２人が１回接種。２人が２回接種していたが、いずれも基礎疾患を有していた。８人はワクチン未接種でそのうち１人は明確な基礎疾患は確認されなかった。

　また、第５波の感染者２９７３人のうち、ワクチンを２回接種していた人が２１９人、１回のみの人が１９６人だった。

　クラスターは、第５波で４８件確認され、うち２１件が職場。会食（１０件）、学校、教育・保育施設（５件）などが続いた。第４波までに１０件発生した高齢者施設は２件、同じく１０件だった飲食店（接待を伴う飲食店含む）は４件にとどまった。

　委員からは抗体カクテル療法の実施状況や、若年層の接種率向上に向けた取り組みへの質問があった。