“みやざきワイン”、１６日解禁

ＰＲイベントで魅力発信−推進実行委

　“みやざきワイン”推進実行委員会（会長・米良充典県商工会議所連合会会頭）は１２日、県内四つのワイナリーの今年の新酒を１６日に解禁すると発表した。各ワイナリーと九州内のイオングループ７７店舗での販売やＰＲイベントなどを通じて、県産ワインの魅力を広く発信する。

　実行委員会は県商工会議所連合会、イオン九州、五ケ瀬ワイナリー、都農ワイン、雲海葡萄（ぶどう）酒醸造所、都城ワイナリーファームなどで構成。「みやざきワインヌーヴォー」と銘打ち、毎年１０月の第３土曜を４ワイナリーの新酒の解禁日に統一し、知名度向上に努めている。

　解禁されるのは、五ケ瀬ワイナリーの「ナイアガラ」「キャンベルアーリー」、都農ワインの「キャンベルアーリー」「マスカットベリーＡ」、雲海葡萄（ぶどう）酒醸造所の「ブラックオリンピア」「デラウェア」、都城ワイナリーファームの「クマソタケル」「クマソタケルドライ」の計８種。

　ＰＲイベントは、３０日までを「〃みやざきワイン〃ヌーヴォーフェア２０２１」とし、九州のイオン６２店舗とマックスバリュの県内１５店舗でいち早く販売、ワインに合う県産食材などの提案を行う。

　また、解禁前日の１５日にはオンラインＰＲイベントを開催。４ワイナリーの代表らが午後７時から、新酒の出来栄えやワインに合うメニューの紹介などをＹｏｕｔｕｂｅ（ユーチューブ）ライブで発信する。解禁日の１６日は、みやざきワイン短歌大賞の発表もある。

　県庁で行われた記者会見には米良会長はじめ、副会長の柴田祐司イオン九州社長、４ワイナリー代表らが出席。事業の説明に続き、今年のフェアの販売目標について６４５０本、売上額９１０万円（前年比１０５・８％）を目指すことなどが示された。

　米良会長は「長雨でブドウの出来が心配されたが、生産者やワイナリーの努力で質の良いワインができた。みやざきワインを全国区にしたい」、五ケ瀬ワイナリーの藤本和秀支配人は「生産者の努力で例年以上のブドウが収穫され、われわれもおいしいワイン造りに努めてきた。仕上がったワインを宮崎のおいしい料理とともに楽しんでほしい」と話していた。