歩幅広がり、バランス向上

ノルディックウオーキングを指導−九保大ＱＯＬ研究機構

　九州保健福祉大学ＱＯＬ（クオリティーオブライフ）研究機構保健科学研究所（竹澤真吾所長）は１６日、延岡市大貫町のかわまち交流館下の広場で「ノルディックウォーキング講習会」を開き、同市、門川町などから参加した１５人が、心地よい汗を流した。

　ノルディックウオーキングは、専用のポールを両手に持ち、地面を突きながら歩くことで歩幅が広がり、体のバランス機能の向上が期待できるという。健康づくり事業として、県レクリエーション協会との共催で開催。指導は県ノルディックウォーキング協会の公認指導者、井手和昭さん（宮崎市）、嶋岡伸好さん（門川町）が行った。

　参加者はまず、ポールを使ったさまざまなストレッチで体を伸ばし、初心者と経験者に分かれて体験。指導者はグリップの握り方や力の入れ方、姿勢などを丁寧に教えていた。また、階段を実際に上るなど、平地以外の場所の歩き方も実践した。体験後はクーリングダウン。足を伸ばしたり、上半身をねじったりの動作をポールを使って行った。

　県外にいる時に腰痛がきっかけでノルディックウオーキングを始めたという重黒木博さん（６２）＝同市上伊形町＝は、叔父の勉さん（７１）＝同市伊形町＝と一緒に参加。「すごく勉強になったし、ストレッチも数（種類）が多くてさすがだと思った」、勉さんは「今までのやり方と少し違う部分があったので、今から練習したい」と話していた。

◆２３、２９、１１月５日に体験会

　同研究所は、２３、２９日、１１月５日の午前９時３０分から同所で体験会を開く。講師は同研究所の樋口博之教授が務める。無料。開催日の２日前までの申し込みが必要。