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賞の人(6)−阿久禰箏華さん(94)日向市新生町

本紙掲載日:2021-10-23
2面

2021年度・第48回夕刊デイリー明るい社会賞

◆箏一筋、暗譜の継承貫く

 背筋をシャンと伸ばし、向かい合って座る弟子の手元をじっと見詰めながら「ハア」「ヨウイ」「ソレ」と小気味よく間を取り、糸をはじく。箏(こと)一筋に75年。稽古に譜面はなく、奥深い暗譜の継承スタイルを今も貫く。

 都城市出身。本名は莫根(あぐね)ミナ。終戦翌年の1946年、芸で身を立てるため18歳の時、高野流箏曲国風音楽講習所に入所した。

 尺八奏者だった夫の故・阿久禰聖童さんは日向市文化連盟の初代会長。同講習所の3代目家元でもあり、2人は63年に同市に出張所を開設。その後、本部も同市へ移した。自身は72年に4代目家元を継承。門下生は450人を超える。

 師匠でもあった聖童さんは礼儀正しく、芸に厳しい人だった。「片や私はざっとした性格でしたから、私たちは2人で一つ。だからみんな付いてきてくれたのでしょう」と振り返る。

 多くの弟子や友人に見守られながら1人暮らしを続け、稽古の合間、趣味の料理や手芸を楽しむ日々。「自分の人生なんて今まで振り返ったこともなかったけれど、明けても暮れても稽古ばかり。それが幸せだったかと聞かれれば、まあ、そうするより仕方なかったわね」とほほ笑む。

(推薦者=歌津紘子・歌津鮮魚店販売担当、藤間鈴洋・藤間鈴洋会会主、河内小夜子・日向市民生委員児童委員)

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