大賞－鈴木みち子さん（綾町）

本紙掲載日：2021-11-11

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第１１回青の国若山牧水短歌大会－日向市

◆最優秀賞（県北）－一般日髙さん、小学生管谷さん、中学生甲斐さん、高校生佐藤さん

　日向市は９日、全国から短歌作品を募集した「第１１回青の国若山牧水短歌大会」の入賞作品を発表した。青の国短歌大賞は綾町の鈴木みち子さんが詠んだ作品「恋人と呼びたき男が片手ほど書架の名作全集に棲む」が選ばれた。

　県北からは、一般の部・題詠「海」で日髙尚子さん（日向市）の作品「牧水と海のある街、あなたにも花丸つけて婚を決めたり」、小学生の部で管谷梨衣紗さん（日知屋東小４年）の作品「好きな人いつもやさしくわらってるだから大好き席が後ろだ」、中学生の部で甲斐心彩さん（南浦中３年）の作品「負けたのにすがすがしいななぜだろう？初めて知った全力の意味」、高校生の部で佐藤摩裟斗さん（高千穂高３年）の作品「稲刈りと刈り干し切りが終わる頃高千穂郷に神遊びの笛」がそれぞれ最優秀賞に輝いた。

　大会は小学生、中学生、高校生、一般の部自由題、同題詠「海」の５部門で作品を募った。応募数は小学生の部が９３０首、中学生の部８８３首、高校生の部２２３０首、一般の部（自由題）８３６首、同（題詠「海」）７３１首の５部門合わせて５６１０首。

　選歌は、一般の部自由題を若山牧水記念文学館（同市東郷町）館長で歌人の伊藤一彦さん、同題詠、小中高校生の部を歌人の大口玲子さん（宮崎市）が務めた。審査の結果、全部門を通じた青の国短歌大賞をはじめ、各部門で最優秀賞、優秀賞、優良賞、佳作の入選作が決まった。

　表彰式は１２月１９日午後１時から、市中央公民館で行われる。

　各部門の入賞者は次の通り（優良賞以上）。

【青の国短歌大賞】
鈴木みち子（綾町）

【一般の部（自由題）】
最優秀賞＝酒井拓夢（静岡）▽優秀賞＝畠山みな子（宮城）中村英俊（北海道）▽優良賞＝松澤空弘（大阪）大賀康男（愛媛）佐藤直大（東京）

【一般の部（題詠「海」）】
最優秀賞＝日髙尚子（日向市）▽優秀賞＝服部あや（三重）上野りな（神奈川）▽優良賞＝山恵子（群馬）山縣満里子（山口）庄野酢飯（大阪）

【小学生の部】
最優秀賞＝管谷梨衣紗（日知屋東４）▽優秀賞＝岩本悠誠（東郷学園３）海野優（寺迫６）▽優良賞＝本田京之輔（日知屋東４）黒木理央（財光寺南３）甲斐心乃美（富高３）

【中学生の部】
最優秀賞＝甲斐心彩（南浦３）▽優秀賞＝森茶蘭（宮崎市・宮崎西付属３）佐藤光（宮崎市・鵬翔１）▽優良賞＝里岡佳一郎（宮崎市・宮崎西付属２）宮本夏希（宮崎市・鵬翔２）矢野伶哩（同３）

【高校生の部】
最優秀賞＝佐藤摩裟斗（高千穂３）▽優秀賞＝小久保愛佳（宮崎西３）西村茄奈子（小林西３）▽優良賞＝新田咲羽（宮崎商２）松尾京佳（宮崎西１）池田哲郎（同）