わが社のホープ−日向・細島地区立地起業（２）

南日本ハム・井上大輔さん（２６）

◆商品検査にやりがい−住み心地満点の独身寮

――志望理由を教えてください。

「宮崎大学農学部を卒業して２０１８年に入社し、４年目になります。県内にある食品関連会社を探す中で、看板商品の一つの『薫の詩ウインナー』を家でよく食べていたことから興味を持ち、応募しました。宮崎大学出身の先輩方が多く、かつニッポンハムグループということも決め手となりました」

――現在はどんな仕事をされていますか。

「品質保証室の商品検査課に所属し、食品中にアレルギー表示が必要となる原材料が含まれているかどうかを確認するアレルゲン検査のほか、食物繊維やミネラルの測定などに携わっています。
また、日々製造の製品について、水分、塩分、亜硝酸根などの成分が自社の出荷基準を満たしているかを調べたり、開発途中の商品の栄養成分検査も行います。ニッポンハムグループ、それ以外の食品関連企業からの依頼も受けており、検査方法や納期を踏まえて検査スケジュールを組むのも私の仕事です」

――喜び、やりがいを感じるのはどんなときですか。

「スケジュール通りに検査ができたり、至急の依頼も納期にしっかり間に合わせることができたときがうれしいですね。納期を守ることで信頼も生まれます。もともと慎重な性格ですので、今の仕事が向いていると思っています。『忙しいときこそ正確に』をモットーに日々の仕事に励んでいます」

――職場環境はいかがですか。

「気配りのある上司ばかりで、検査の経過報告などがしやすい環境です。福利厚生面も充実しています。入社以来、独身寮に住んでいるのですが、会社のすぐ近くですので通勤が楽なことと、一般のアパートなどと比べて低家賃というのが魅力です。趣味に回せる余裕ができ、とてもありがたいです」

――将来の夢は何ですか。

「一つひとつの検査について精度の維持・向上、効率アップに努め、より多くの検査ができるようになりたいですね。検査に必要な知識も増やしていきたいです」

――南日本ハムで働いてみたいと思う方へメッセージをお願いします。

「いろんな部署がある会社ですので、自分の強みを生かすことのできる職場がきっと見つかるはずです。若い力で一緒に会社を盛り上げていきましょう」

【プロフィル】西都市出身。休日はカメラを手に近くの植物園に出掛け、昆虫などを撮ったりするのが息抜き。