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23年ぶり選挙戦−511票差の勝利、投票率83・54%
◆甲斐氏、ゴルフ批判票集め迫る
任期満了に伴う日之影町長選挙と、議員辞職に伴う同町議会議員補欠選挙(被選挙者数1)は14日、投開票された。1998年以来23年ぶりとなった町長選は、現職の佐藤貢氏(65)=無所属=が1618票を獲得し、新人で前町議甲斐徳仁氏(60)=同=に511票差をつけて3選を果たした。投票率は83・54%(男性84・24%、女性82・88%)。前回(1998年11月)の86・89%を3・35ポイント下回り、過去最低となった。当日有権者数は3286人(男1580人、女1706人)。
佐藤氏は昨年12月に立候補を表明。1981年の町役場入庁後の行政経験、町長2期8年の実績を挙げながら「まだ道半ば。町民が誇りに思い、住み続けたいと思う町をつくりたい」と次世代へつなぐため、ソフト面のさらなる充実を訴えた。
過去2回の町長選は無投票での当選。初めての選挙戦となったが約60の企業、団体、公民館などから推薦を受け、後援会を軸に組織戦を展開した。
新型コロナウイルス感染症対策を考慮して集会は控えたが選挙カーで町内をくまなく回り、終盤まで気を緩めることなく票固めを行った。
甲斐氏は、県が県外との往来自粛を要請していた7月に対立候補や町議会議長らが県外のゴルフ場を訪れていたことを受け、「行政との信頼関係が担保できない」として8月末に町議を辞職。支持者らからの要請を受けたとして9月に立候補を表明した。
民間会社での勤務や6期23年の議員経験を生かし、「民間出身である自分ならではの処方箋、引き出しを駆使して誇れる町、笑顔あふれる町づくりに挑戦したい」と訴えた。
選挙カーで回りながら各所で街頭演説、陣営は電話での投票依頼を行うなど「草の根」の選挙運動を展開。議員時代からの支持者に加え、新たな票の掘り起こしを図った。
また、甲斐氏は「ゴルフ問題がイコール出馬理由だとされたら誤解」と話したが、県外往来の自粛期間の最中に、県外ゴルフ場でプレーしていたことについて不信感を募らせた町民らが同陣営で活動。現町政批判の受け皿になったものの、現職には及ばなかった。
◆当選者一問一答
訴え、理解してもらえた−初めての選挙戦大変うれしい
任期満了に伴う日之影町長選で、3選を果たした佐藤貢さん(65)に当選の感想や3期目に向けた抱負などを聞いた。一問一答は次の通り。
――今の率直な気持ちは。
23年ぶりの選挙で初めての選挙戦。厳しい選挙になると覚悟していたので、こういう結果を受けて大変うれしい。
−−勝因は。
2期8年間、町に今何が必要か、もしくは次の世代につなげるために何が必要なのかを自分なりに考えながらやってきたこと、形にしてきたこと、今後の施策など訴えてきたことを理解してもらえたと思っている。
−−初めての選挙戦を振り返って。
今までの実績や今後の施策を訴えることができて良かった。相手候補に入った票については、真摯(しんし)な気持ちで受け止めていく。激しい選挙戦になったけれどもこれからは皆で力を合わせて、次の世代につないでいければいい。
−−3期目に向けた抱負を。
日之影町で暮らしたいが子育てが大変だという若い世代のため、小中学校の給食費や0歳から中学校までの医療費を無償化して若い世代を定住させたい。
また、教育にも力を入れ、子どもが大きくなったら日之影町を引っ張っていくという循環ができたらいい。
農業法人「ひのかげアグリファーム」、道の駅「青雲橋」、町役場新庁舎、図書館などハード面は整備できた。しかし、それらをどう生かすのかを考えていかなければいけない。
図書館は、小中学校との連携や子どもから大人までの生涯学習にどうつなげるのかを。高齢者の移動手段の確保や、アグリファームの拡充などにも取り組んでいきたい。
【プロフィル】日之影町七折出身。宮崎大学農学部卒。1981年5月に町役場入り。農林振興課長、企画開発課長、副町長などを歴任。2013年11月の町長選で初当選し、現在2期目。趣味は幕末の歴史小説などの読書。