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郷土の詩人しのぶ−大野町で詩碑祭

本紙掲載日:2021-11-19
1面
詩碑に刻んだ天使たちの詩を朗読する参加者

渡辺修三顕彰会−来年は茶の加工も

 昭和初期に詩壇の第一線で活躍した詩人渡辺修三(1903―1978)を顕彰する詩碑祭が14日、顕彰会(渡部俊雄会長)の役員ら20人が参加して延岡市大野町であった。

 新型コロナウイルスの影響で昨年から規模を縮小して開いている。献酒に続き、碑に刻まれた代表作の一つ「天使たち」を全員で朗読した。

 近くには修三が営んだ茶園「黒岩園」があり、顕彰会で一部を再整備している。来年5月の収穫を目指す新茶は「天使たちのお茶」と名付ける予定だ。

 渡部会長は「お茶は修三と切っても切れない関係にある。茶園跡を子どもたちや地域の人たちの交流の場にしたい」とあいさつ。来賓の読谷山市長も「応援したい」と述べた。

 顕彰会は冊子「詩人渡辺修三の風景」(2200円)を発行している。問い合わせは事務局の東海幼稚園(電話延岡35・3780)。

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