「五ケ瀬に遊びに来て」

町内６年生、宮崎大でＰＲ活動

　五ケ瀬町内の４小学校（鞍岡、三ケ所、坂本、上組）の６年生児童３３人は１０日、修学旅行で宮崎市の宮崎大学を訪問し、学生に向け町内の自然や特産品のＰＲ活動を行った。四季折々の豊かな自然や食べ物、飲み物を堂々と紹介し、「ぜひ、遊びに来てください」と呼び掛けた。

　４校による合同学習「Ｇ授業」の一環。修学旅行も合同で行っており、例年は熊本県や福岡県などでＰＲ活動を行っているが、今年は新型コロナウイルスの影響で県内で実施。昨年度、町教委と宮崎大学教育学部が連携協定を結んだことから、宮崎市の宮崎大学木花キャンパスで学生を相手に、地域の魅力を発信した。

　児童はそろいの法被姿でお昼時の約１時間、８グループに分かれて活動。あいにくの雨と強い風の中、昼休み中の学生に「活動を見てください」と笑顔で呼び込むと、タブレットを活用しながら特産のワインや、スキー場や浄専寺のしだれ桜など観光スポットなどを紹介。クイズや歌を交えるなどそれぞれに工夫を凝らし、学生の目を引いていた。

　坂本小６年の甲斐稀依奈さんは「緊張したけど、大学生に伝わってうれしかった。タブレットの見せ方などを工夫し、五ケ瀬の季節ごとの素晴らしさを伝えた」。三ケ所小６年の外山はるかさんは「せりふの間違いもあったけど、大学生が優しく聞いてくれて、思っていたより楽しかった。自然豊かで人も優しく、リラックスできる場所と伝えて、『行ってみたい』と言ってくれた人がいた」と充実した表情だった。