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日豊線開業100周年

本紙掲載日:2021-11-23
1面
日豊線開業100周年を祝う記念出発式(20日、JR宮崎駅ホーム)
くす玉を開いて祝福する関係者ら

1920年、佐土原〜高鍋運行開始

◆JR宮崎駅で記念出発式

 JR九州は20日、宮崎市の宮崎駅で、県内の日豊線開業100周年を祝う記念出発式を行った。日向市や門川町など沿線7市町の関係者らが出席。記念の装飾をしたヘッドマークを掲げた列車の出発を見送り、節目を祝福するとともに今後の発展を願った。

 県内の日豊線は1920(大正9)年9月に佐土原―高鍋間が開業し、運行開始した。記念出発式は昨年予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期。今回、21年6月の高鍋―都農、同10月の都農―日向市、22年2月の日向市―門川の開業も併せて祝った。なお、日向市−南延岡の開業も同年。

 駅ホームであった出発式には、日向市と門川町はじめ宮崎市、新富町、川南町、高鍋町、都農町の関係者と各自治体のゆるキャラが出席。宮崎駅の那賀輝彰駅長は「これからも次の100年に向け、宮崎を元気にする取り組みを実施していきたい」とあいさつした。

 続いて、一日駅長に任命された鉄道OB会宮崎支部の八木道春会長が合図を送ると、記念ヘッドマークを装飾した延岡行き普通列車が目的地を目指して一番ホームからゆっくりと出発。出席した関係者らとゆるキャラ、親子連れらが手を振って見送った。

 同日は、1996年7月に開業した宮崎空港線(宮崎空港−田吉間)の25周年を祝う記念出発式も宮崎空港駅ホームで行われた。

 また、同社は20日から、開業100周年を迎えた日豊線8駅(門川、日向市、都農、川南、高鍋、日向新富、佐土原、宮崎)に宮崎空港駅を加えた9駅の入場券をセットにした記念入場券を販売(2000円、1000セット)。農産物詰め合わせなどが抽選で当たるデジタルスタンプラリー(来年1月30日まで)も実施している。

 問い合わせはJR九州宮崎総合鉄道事業部(電話0985・51・5988)。

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