アスリートタウン延岡スポーツ特別賞

五輪でメダル−旭化成３選手に贈呈

　アスリートタウン延岡スポーツ特別賞の授与式が２６日、延岡市役所の市長応接室であり、東京五輪で金メダルを獲得した柔道の大野将平選手と永瀬貴規選手、競歩で銀メダルに輝いた池田向希選手＝いずれも旭化成所属＝に表彰状などが贈呈された。

　同賞の受賞は大野選手が５回目、永瀬選手２回目、池田選手は初の受賞。

　贈呈式では読谷山洋司市長が３人にそれぞれ賞状を授与。「コロナ禍で不安の中、大変な勇気と誇りを頂きありがたい。延岡で培った日々を思い起こしてのメダル獲得はうれしい」とあいさつした。

　懇談で３選手は東京五輪の試合でのエピソードを話し、「延長の試合が多く、大変だったのでは」との質問に永瀬選手は「普段の練習の方が、厳しいことをやっている。試合が楽っていうことではないが、そういったことを耐えたからやりきれた」と話していた。

　また、授与式には東京五輪競歩に出場し、６位入賞した日向市出身の川野将虎選手＝旭化成＝も同席、授与式の後、４選手は次のように感想を話した。

◆大野将平選手
また延岡で受賞することができてうれしい。今後については、しっかり積極的に休養をとっていきたい。今回は短い時間しかいられなかったが、また地鶏や辛麺、チキン南蛮などおいしい物を食べに戻ってきたいと思います。

◆永瀬貴規選手
前回に続き受賞ができて光栄です。リオでは銅で悔しい思いをしたが、今回はリベンジして金が取れ、納得のいく結果でした。延岡の皆さんには、来るたびに「頑張ってね」と声掛けしてもらっているので、良い報告ができてよかったです。

◆池田向希選手
名誉ある賞を頂けてありがたい。今後もまた賞をもらえるように結果を出して頑張っていきたい。正月には、先輩のニューイヤー駅伝もあるのでその応援もしっかりしていきたい。

◆川野将虎選手
旭化成に所属してから初めての延岡になりました。自分も評価してもらえる選手になるよう、これからまた努力していきたい。まずは世界選手権の選考会に向けさらに勉強していきたい。