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第6波「招きかねない」知事

本紙掲載日:2022-01-06
1面
オミクロン株疑いの初確認を受け、3連休を前に注意を呼び掛ける河野知事

3連休に警戒−黄信号の危機感を


 河野知事は5日、県内初のオミクロン株疑い患者3人が確認されたことを受けて記者会見し、「県内での市中感染には該当しないが、国内外の状況から第6波を招きかねない黄色信号という危機感を持ってほしい」と呼び掛けた。

 3人はいずれも年末年始の期間に県外との往来歴があり、県内での市中感染には当たらないとみている。知事は「1年前と比べても年末年始の人の移動は増加。相当のウイルスが持ち込まれていてもおかしくない」と指摘した。

 また、オミクロン株はこれまでの株と比べ、感染力は高いが、重症化しにくい可能性があるとされている。これについても「感染者が増えていけばリスクは高まる。可能な限り感染拡大を抑えていくことが重要」とした。

 県は当面、国の方針に従い、オミクロン株疑いの陽性者は全員入院、すべての濃厚接触者を宿泊施設に待機させる方針としている。県内または隣県で市中感染が確認された場合、無料でのPCR検査を実施する。

 また、3回目のワクチン接種を迅速に行えるよう、市町村と連携。県独自の集団接種を実施できるよう準備を進めているとした。

 週末の3連休を前に、少しの体調の変化でも医療機関を受診するなど、基本的な感染防止対策の徹底を改めて訴えた。

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