新型コロナ、県内９人−６日

オミクロン株疑い−新たに５人累計８人

　県は７日、６日に県内で新たに９人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。西都市３人、宮崎市２人などで、県北関係はいなかった。また、オミクロン株疑いは７日までに新たに５人が確認され、累計は８人になった。県は「現時点で、県内での市中感染は発生していない」と判断している。県内の累計感染者は６１５８人。

　県感染症対策室と宮崎市によると、そのほかの市町村は都城市、新富町、川南町各１人。都城保健所管内に帰省した福岡県在住者が１人いた。

　年代別は１０代１人、２０代３人、３０代２人、６０代１人、７０代２人。感染経路は知人、家族との接触が２人、不明が１人。県外往来は沖縄県が４人、福岡県が２人だった。

　県によると、県内で２６５床に１０人が入院し重症者は０人。そのうち県北関係は延岡西臼杵圏域（５３床）で２人が入院している。入院・療養調整中は９人。


◆広島県を往来自粛対象に

　県は、６日時点で直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数が１５人を超えたとして、広島県を往来自粛の対象地域に加えた。沖縄・山口両県に続き３県目。ワクチン・検査パッケージを活用する場合は要請の対象にならない。


◆１０人中４人が未接種

　県は７日、今月２〜５日に陽性が判明した１０人のうち、４人がワクチン未接種だったと明かした。６人は２回接種済み。

　また、オミクロン株疑いの７人では、３人が未接種で、４人が２回接種済みだった。


◆オミクロン確定は４人

　７日までに県衛生環境研究所でゲノム解析をした結果、４人がオミクロン株と確定した。県内で確定は初めて。


◆オミクロン患者も療養の方針

　県は７日から、国の通知を受けて、これまで全員入院としていたオミクロン株患者について、医師の判断で宿泊療養などに切り替えると発表した。


◆７日、感染者２０人以上

　県は８日午前、７日に県内で新たに２０人以上が新型コロナウイルスに感染したと発表した。４日連続で前日を上回る新規感染者の発表となる。河野知事は８日午後、県内の感染状況についての緊急会見を開く。