新型コロナ２３５人−１９日

宮崎市９０人、都城市６１人、延岡市２９人−県北合計４０人

　県は１９日、１８日に県内で過去最多の２３５人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北関連は合計４０人で、延岡市２９人、日向市３人、門川町、美郷町、高千穂町、日之影町が各１人。日向保健所管内で県外在住者４人の感染を確認した。県内の累計感染者は７２１９人で今月は１０８０人になった。

　県北以外の市町村別は、宮崎市９０人、都城市６１人、三股町２０人、小林市９人、新富町４人、高鍋町３人、西都市と国富町が各２人、都農町と川南町が各１人。県内２６市町村のうち１６市町で感染が確認された。県外は大阪府３人、福岡県、茨城県、神奈川県が各１人。

　行政検査件数は過去最多の１１１８件で医療機関の検査での判明１５３人も過去最多となった。感染経路はクラスター関連が７人、既発表の感染者と接触歴があったのが５２人、県外由来とみられるのが１１人。調査中が１６５人となっている。

　延岡市では１９人が行政検査、１０人が医療機関受診の検査で判明した。１０代女性２人と２０代男性、２０代女性の計４人はこれまでの感染者と接触歴があった。

　１０歳未満の男性４人▽１０代の男性２人と女性２人▽２０代の男性２人と女性２人▽３０代の女性２人▽４０代の男性２人と女性６人▽５０代の男性１人と女性１人▽６０代の男性１人−については感染経路を調べている。

　日向市の２０代男性と３０代男性は医療機関受診で、感染経路調査中。同市１０代女性と門川町の１０代男性、美郷町の１０代男性は日向・東臼杵圏域の学校クラスターの関連。

　高千穂町の３０代男性は感染者と接触歴があり、日之影町の７０代女性は医療機関受診で感染経路を調べている。

　日向保健所管内の行政検査で判明した大阪府の３０代女性２人と６０代女性、神奈川県３０代女性の４人は、県外の陽性者と接触歴があった。

　直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数（新規報告数）は県全体で過去最高を更新する８９・６人となった。圏域ごとでは、都城・北諸県が１９５・９人、延岡・西臼杵が９１・８人といずれも過去最高。宮崎・東諸県が８２・５人、日向・東臼杵が５１・３人など全７圏域で上昇傾向が続いている。

　県によると１８日時点の県内の入院（２７１床＝同日から６床増）は前日から１１人増の６０人で重症者はなし。そのうち県北の入院は日向入郷（２８床）８人、延岡西臼杵（５３床）１１人。宿泊・施設等療養は４７０人で自宅療養が３０５人。宿泊施設は宮崎市９５人、延岡市３４人、都城市３６人が療養している。入院・療養調整中は４７６人。


◆２０日発表、最多更新の３３０人未満

　県は２０日午前、新たな新型コロナウイルス感染者が３３０人未満になると発表した。詳細は２０日午後、発表する。過去最多の更新は３日連続で、前日から９０人以上増えることになる。