読谷山氏、２期目への抱負

経済の底上げ、都会との格差解消−具体的かつスピーディーに

◆地域新電力会社予算−３月か６月議会のどちらかで

　延岡市長選で再選を果たした読谷山洋司氏（５７）は当選から一夜明けた２４日、延岡市役所で記者会見し、２期目への抱負や地域新電力会社の設立などについて語った。任期は２月６日から４年間。

――当選証書を受け取った気持ちは。

改めて身の引き締まる思い。責任の重さを感じている。

――２期目に重要施策として取り組むことは。

コロナ対策もあるが、経済の底上げや都会との格差解消を具体的かつスピーディーに進めていかなくては。これらと密接に関係あるのがデジタル化。コロナ下でデジタル化が加速しており、全国の自治体も加速させる。先手を打って全国の自治体以上に粉骨砕身して動いていけば必ず格差はなくなっていく。さまざまな道具立ては整備している。これを動かして経済の底上げ、所得・経済の格差、教育の格差、地理的な格差をなくすことが私の大きな役割。

――公約に掲げた農林水産業公社設立は今後どう進めていくか。

農業関係者と今後の農政の在り方について検討している委員会がある。引き続き農業関係者と話し合いを積み重ねながら、延岡市の実情に合ったものを組み立てていく。

――地域新電力会社設立に関連する予算の再提案時期は。

まだ決めていない。３月か６月議会定例会のどちらかで盛り込むことになるだろう。改めて市民に説明する機会をつくる必要があると考えている。それらのスケジュールも総合的に勘案した上で、提案時期を決めていくことになる。