新型コロナ、県内２０４人

延岡市４５人、日向市９人、門川町２人−２３日

　県は２４日、２３日に県内で２０４人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は、延岡市４５人、日向市９人、門川町２人など計５８人。直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数が延岡・西臼杵２２８・１人、日向・東臼杵が１３０・６人となった。県福祉保健部の重黒木清部長は日向・東臼杵について「厳しい感染状況」として今後を注視し、まん延防止等重点措置の対象区域に追加する可能性を示唆した。

　２３日は医療機関受診による判明が比較的少なくなる日曜日だったが、行政検査件数が過去最多の１８３６件。月曜日の発表で初めて１００人を超え、医療機関受診による判明は６６人だった。累計感染者は８７２６人。

　県北以外では、宮崎市６１人、都城市５５人、三股町７人、日南市６人、高鍋・綾町各３人、小林市と都農町、川南町が各２人、西都市、高原町と新富町、木城町が各１人。岡山県、福岡県、鹿児島県が各１人。年代別は１０歳未満２８人、１０代２６人、２０代３９人、３０代２９人、４０代３１人、５０代１６人、６０代１４人、７０代７人、８０代８人、９０代６人。

　２０４人のうち、既発表の感染者と接触歴があるのが１０１人、感染経路調査中が１０３人。県北関連５８人のうち接触歴が８人、調査中が５０人となった。

　延岡市の４５人はすべて調査中で、うち１８人が医療機関の検査で判明。同市の新規感染者は▽１０歳未満の男性１人、女性３人▽１０代の男性４人、女性３人▽２０代の男性７人、女性▽３０代の男性４人、女性４人▽４０代の男性４人、女性５人▽５０代の男性３人、女性２人▽６０代の男性、女性▽７０代の女性２人。

　日向市の１０歳未満女性、１０代男性２人、２０代男性２人は既発表の感染者との接触歴あり。１０代男性、２０代男性、４０代女性は感染経路調査中。門川町の１０代女性と４０代女性は感染者との接触があった。

　福岡県在住２０代男性は日向保健所管内で確認され、接触歴を確認。鹿児島県在住３０代男性は延岡保健所管内の確認で、感染経路を調査している。
県は２４日、新たに日南市、国富・綾・川南・都農町を赤（感染急増）圏域に指定した。

　県によると２３日時点の県内の入院（２７１床）は７人減の８６人で病床使用率は３１・７％。重症者はなし。県北では日向入郷（２８床）で８人、延岡西臼杵（５３床）で１８人が入院。自宅療養が１１７８人で、宿泊施設は宮崎市１７８人、延岡市３２人、都城市５０人が療養している。入院・療養調整中は８０８人。


◆２５日発表、３１０人以上

　県は２５日午前、新型コロナウイルスの２４日の新規感染者が３１０人以上になる見込みと発表した。確定値は同日午後の対策本部会議後の知事会見で明らかにする。